
僕と宇野[手前]。アイツ、なぜかいつも僕の後をついてきました
壁に向かって契約更改?
前回は初めてのホームラン王、いや、僕の唯一のホームラン王となった1983年の話をしました。チームは連覇を逃しましたが、個人的には納得のいく結果を出せたシーズンです。
オフの契約更改もスキップ気分ですよ。いくら年俸を上げてくれるんだろうなって、楽しみでいっぱい。契約の席もピシッとスーツを着てドンと座り、「さあどうぞ、金額をおっしゃってください。すぐハンコを押しますよ」くらいで、余裕たっぷりでした。
いまみたいに何億円ももらう時代じゃありません。当時、僕の年俸は2100万円だったんですが、タイトルも獲ったし、最悪、倍にはなるだろうと思ったんです。
西武が球界に参入して、一気に年俸相場を上げた時代で、各チームのトップ選手は6000万円、7000万円が相場だったと思います。
ところが、交渉担当の球団社長が言ったのが、「タイトル料込みの・・・
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