週刊ベースボールONLINE

冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム「ピッチャーはもっともっと記録にこだわってほしい!」

 

大谷には隔年二刀流が一番いいと思うんですが


 朝、テレビを見ていたら「除夜の鐘がうるさい」というクレームがあり、除夜の鐘を中止するお寺が相次いでいるとのこと。

 あ然、呆然ですよ。そんなの、あり得ないでしょ!

 誰が、どういう立場で、そういうことを言うのか分かりませんが、こんなことで日本のよき伝統や風習、長く続いてきた習わしが失われてしまうって……本当にそれでいいの? と思います。

 ほかにも似たようなことがたくさんあります。何なんだろう……この今の日本社会の閉塞感は。皆、息苦しくありませんか。

 おもてなしの国、日本?

 一人ひとりの個性が輝く国?

 寛容な社会?

 報道を通じて伝わってくる言葉は美しいものばかりだけれど、実態はそこからはかけ離れていて、気持ち悪くさえ感じてしまいます。

 なんだかどんどん生きづらい世の中になってきているようで悲しくなります。皆さん、もっと笑顔で、おおらかにいきましょうよ!

先発投手に甘い時代?


 前回は高校野球の球数制限についての話が中心でしたが、今回は、今のプロのピッチャーに期待すること、物足りないと思っていることについて書いてみたいと思います。

 まず言えるのは、もっともっと貪欲に、数字にこだわってほしいということです。勝ち星だったり、試合数だったり、完投だったりですね。昔は130試合制の中でも「20勝しなければエースとは言えない」という時代が長くありました。いまは143試合制でもそこまでいかない。2019年で言えば、セの山口俊(巨人)、パの有原航平(日本ハム)とも15勝での最多勝でしたし、山口の完投は0、有原は1です。沢村賞が該当者なしとなりましたが、それも当然でしょう。

 僕はもっと・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング