ドライチ右腕へ高い評価
投手陣は厚みを増しつつある。先発ローテの柱だった金子弌大(
日本ハム)、
西勇輝(
阪神)の移籍で、先発陣に不安を抱えてのキャンプイン。それでも、期待の若手は多く、
山岡泰輔、
山本由伸の両右腕が順調に調整している。
そこに
ディクソン、
アルバースの両助っ人、さらに新助っ人・エップラー、テストを経て正式入団が決まったベテラン・
成瀬善久が加わった。
田嶋大樹もプルペン入りと左ヒジ痛が回復傾向。さらに
松葉貴大、
東明大貴らもおり、先発ローテ争いは熾烈を極めている。漏れた面々が中継ぎに回ることが予想され、不安視される投手陣は強固な布陣を組めそうだ。
ただ、問題は経験不足。1シーズン、先発ローテを守ったことがあるのは、ディクソンと山岡のみ。それだけに、
西村徳文監督は早くも「先発ローテは7人で回す」という方針を打ち出し、若手主体の“未知数”な部分を人数でカバーするつもりだ。
野手では新助っ人・メネセスが好打を見せ、主軸を張る可能性も。ロメロ、マレーロに3人の助っ人投手を交えた外国人枠争いも勃発。新たな戦力の加入でポジション争いは激しさを増している。
若手の勢いと経験豊富な新加入組を融合、そして競争でチーム力を上げていく。
写真=湯浅芳昭