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走塁だけでなく攻守でもアピールを続ける周東
グラウンドで3ケタの背番号がひときわ目を引く。育成選手で唯一、春季キャンプA組(一軍)スタートを勝ち取った
周東佑京は、目下、支配下登録に向けてまっしぐらだ。
入団前から注目を集めた50メートル5秒7の俊足で、昨季はウエスタン・リーグで盗塁王(27盗塁)に輝いたスピードスター。打撃では幾度となくボテボテのゴロを自慢の足で内野安打にし、見る者を驚かせた。10月はU−23W杯で日本代表も経験。オフにはプエルトリコでのウインター・リーグ、
松田宣浩との自主トレを経て課題だった打撃のレベルアップに努め、今キャンプでも鋭いスイングを披露している。また、昨季は外野を守ることも多かったが、現在は内野守備がメーン。しっかりと取り組んでいる。
今季のチームスローガンは『奪Sh!(ダッシュ)』。足を武器に支配下奪取を狙う“新・育成の星”にぴったりといえる。2月21日の練習は左太もも裏の張りを訴え別メニュー調整となったものの、23日に行われた
巨人とのB組練習試合(サンマリン宮崎)では「一番・三塁」で先発出場して2安打に好走塁。心配を払しょくした。「もっともっとアピールしていきたい」と周東。「奪Sh!」を体現すべく、駆け抜けていく。
写真=湯浅芳昭