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広島・平岡敬人 伸びある低めのストレート/2年目の覚醒

 

迫力あるピッチングが魅力の平岡敬人


 昨季はルーキーの一軍出場はゼロだった広島だが、今春のキャンプでは、昨年ドラフト2位の山口翔とともに一軍スタートを勝ち取り、途中から遠藤淳志も加わって激しいサバイバル戦を繰り広げた。

 3人とも紅白戦スタートの11日にはさっそく登板し、火花を散らしたが、3人の中でただ一人、2イニングの機会を与えられたのが平岡だ。カウントを悪くした後、甘くなったボールを鈴木誠也に左越えに運ばれ、一軍レベルのスキのなさを勉強させられる場面もあったが、それを除けば、低めのストレートには伸びがあり、いいピッチングを見せた。そのボールでメヒアから三振を奪う場面も。

 これからはストレートの威力を維持しつつ、制球ミスをどれだけ少なくしていけるかが課題か。惜しくも一軍の第2次沖縄キャンプのメンバーには選ばれなかったが、一軍が遠いものではないことは確かだ。

 山口、遠藤の両投手も、バランスよく投げられたときのストレートには見るべきものがあり、山口は第2次キャンプでも一軍入り。3人の中からだれがシーズンで一軍に抜け出してくるか、楽しみなところだ。

写真=前島進

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