ゲームのキャラクターたちによる高校野球の頂点を決める「ファミスタ甲子園」。その決勝戦の舞台で、かつてナム高校のパックとバナ高校のピノが死闘を演じたことをご存知だろうか? 機動破壊vs 爆裂強打の点の取り合いとなった壮絶な試合は、いまも高校野球ファンの間で語り継がれている。現在はナムコスターズでプレーする2人が語り合う、忘れられないあの夏のメモリー。
※このインタビューは「週刊ベースボール8月13日号」で掲載したものに、未公開エピソードを加えたものです。
──本日はファミスタのシーズン真っ最中にも関わらず「週刊ベースボール」の取材に快く応じてくれて本当にありがとうございます。パックさんは初登場、ピノさんは2年連続2度目の登場となりますね。
パック
ワカワカ(小さいころからずっと読んでいた「週ベ」に出られて光栄です)。
ピノ こうしてまた誌面に出られて、しかもパック先輩と一緒に!! 3日ぐらい前からずっとソワソワしていましたよ(笑)。
──今回お2人には「高校野球」をテーマにお話ししていただければと思います。パックさんが3年生、ピノさんが2年生のときに「ファミスタ甲子園」の決勝戦で対戦されているわけですが、あの夏をいま振り返ってみていかがですか。
パック ワカワカ(懐かしいなぁ。スコアは7対6だったけな?)
ピノ そうです、そうです! 最後は僕が内野ゴロでアウトになってしまって……ゲームセットでした。
パック ワカワカ(ピノのそのシーンで思い出した! あのとき一塁にヘッドスライディングで滑り込んだ際、すでに土を入れる袋を左手に持っていたよな。ハハ)。
ピノ 気付いていたんですか!? 打った打球が相手の正面を突いてしまって。途中まで頑張ったんですけど……負けてしまったときのために、すぐにグラウンドの土を持ち帰れるようにポケットに袋をしのばせていました(笑)。
パック ワカワカ(足も速いけど、そういった切り替えの速さもケタ違いだな)。
──パックさんは決勝点となった一発を含め、全打席でホームランをマーク。ピノさんも最後の打席以外はすべてランニングホームランという素晴らしい活躍でした。
ピノ 最後まで勝負の行方は分からないシーソーゲームでしたけど、8回のパックさんの場外弾で勝負ありでしたよね。
パック ワカワカ(あのホームランは確かに手応えがあったかな。ただ、もう試合の後半はお腹が空きすぎてクッキーのことしか頭になかったけど。ハハ)。
ピノ パック先輩らしいな〜。あとはいま思い出しましたけど、ランニングホームランを狙って三塁を回ろうとしたときに、僕をつかまえようとしませんでしたか?
パック ワカワカ(あれはあまりにもピノの足が速すぎるのと、試合自体も緊迫した展開だったから自分がもう食べてしまえばいいんだと思ったんだよ。ただ……大口を開けて三塁で待っていたのに、あまりにピノが速すぎて食べられなかったけど。ハハ)。
ピノ ふう〜食べられなくてよかった(笑)。
──その大会はパックさんのナム高の優勝で幕を閉じたわけですが、翌年は3年生になったピノさん率いるバナ高がリベンジで全国制覇を飾っています。
パック ワカワカ(テレビでずっと応援していたよ。ピノの足もさらに磨きがかかってすごかったなぁ)。
ピノ パックさんがいないファミスタ甲子園なんて、もう負ける気はしませんでしたよ。目標の全打席でランニングホームランも打てましたし、次はプロの世界で勝負するぞ!って気持ちがより強くなった大会でもありましたね。
──高校時代はお互い寮生活でしたが、寮にまつわることで何かエピソードはありますか。
ピノ 寮で決められていた門限に遅れたこともあったんですけど、猛ダッシュすれば玄関の監視カメラに映らないので一度もバレなかった(笑)。まあ、いまだからこそ話せることですけど。
パック ワカワカ(ピノの足がそんなところでも生かされていたとはな)
ピノ エヘヘ。パックさんは何かありましたか?
パック ワカワカ(ゴーストが出たことぐらいかな〜)
ピノ ゴーストですか!?
パック ワカワカ(まあ出てもパワークッキーを食べてパワーアップし、逆に追いかけ回してやったけどな。ハハ)
ピノ さすが、パック先輩!
パック ワカワカ(ただ1つだけ困ったのが寮の中が迷路みたいに複雑な作りになっていて、たまに自分の部屋が見つからなかったこと。まあ、それなりに楽しい寮生活だったよ)
──高校卒業後は2人ともドラフト1位でナムコスターズに入団。高校時代は別のチームでしたけど、中学までは一緒にプレーされていた仲だけに縁がありますね。
ピノ 本当にそうなんです!! ずっとパック先輩の背中を追いかけてきましたし、ナムコスターズでいま一緒にプレーできているのがすごくうれしいです。
パック ワカワカ(ピノの入団が決まったときはうれしかったし、これでナムコスターズはさらにパワーアップするぞと思ったよ。あとは自分たちの子どもたちもいつか入ってきてくれたらうれしいよな)。
ピノ そうなったら最高ですね!!
──えっ、パックさんにもお子さんがいらっしゃるんですか!?
パック ワカワカ(あれ、言ってませんでしたっけ。ピノと同じ小学4年生の息子がいます)。
ピノ ウチの子と同じ小学校に通っているんですよね。2人とも野球をやっていて、ポジションも親とまったく同じ(笑)。
パック ワカワカ(DNAってすごいよな、プレースタイルとかもそっくりだしな)。
ピノ 2人がナムコスターズに入ってくるまで、僕らもがんばらなきゃですね!
パック ワカワカ(一緒にプレーできたら親冥利に尽きるな。たくさんクッキー食べて、行けるところまでがんばるよ)。
──最後に2人から全国の高校球児、野球少年たちにメッセージをお願いできますか。
ピノ 今年の夏はまだまだとても暑い日が続いているので、引き続き熱中症には気をつけてください。キツくなったら休むことも大切ですよ!
パック ワカワカ(それで練習の合間の休憩時間は、パワーアップしたファミスタでトレーニングに励むといいよな。ハハ)。
ピノ 皆さん、ファミスタでまた僕らと会いましょう!!
協力=株式会社
バンダイナムコ エンターテインメント
取材・構成=松井進作[週刊ベースボール編集部/ナムコスターズ担当]