センバツ出場校のこれまでの試合を振り返る「センバツ出場校プレーバック」。第18回は県岐阜商。 
この試合150キロを2度記録した県岐阜商・髙橋純平
第87回大会(2015年)
1回戦
県岐阜商4-1松商学園
1940年の第17回大会以来4度目のセンバツ優勝を目指す県岐阜商。今大会は野崎慎裕、松野匠馬の左右エースの投球に注目が集まるが、2015年春に見せた
高橋純平の好投も忘れられない。
高橋純平(現
ソフトバンク)が評判どおりの投球を見せた。県岐阜商は2回表に押し出しで先制も、その裏、松商学園(長野)は一死一、三塁から酒井俊樹のスクイズで同点に。県岐阜商は4回表、二死走者なしから2本の安打が続き、九番・坂下令穏が値千金の決勝3ラン。初回に150キロを計測し、中盤からさらにギアを上げた高橋は4回から6イニングをパーフェクトに抑え、被安打2、奪三振11の完投勝利。長打は1本も許さなかった。
高橋は続く近江(滋賀)との2回戦でも本領を発揮し、被安打3、奪三振10の完封勝利。85回大会以来となる2年ぶりの8強進出を果たした大会となった。
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