
「ミスを怒らず、みんなで助け合う」のメッセージが甲子園球場のスコアボードに表示された
12月9日~10日、甲子園球場でミズノベースボール・ドリームカップ・ジュニアトーナメント全国大会Finalが開催された。小学生チームを対象とし「みんなで褒め合おう」「ミスを怒らず、みんなで助け合おう」を大会スローガンに掲げみんなが笑顔で楽しむことを目指すこの大会。
1人でも多くの子どもたちに出場機会を与えるために「リエントリー制度の採用」や、野球の裾野を広げるため、気軽に参加してもらえるように「ユニフォームがそろっていなくても参加OK、道具のないチームにはミズノから貸し出し可能」など新しい試みをしている。
決勝戦は、1塁側、3塁側の両方から箕面自由学園高校吹奏楽部の演奏が球場に響く中、兵庫・魚住フェ
ニックスが茨城・水戸市野球スポーツ少年団に逆転サヨナラ勝ちで優勝を果たした。

優勝した兵庫・魚住フェニックスに優勝旗を手渡す阪神・佐藤輝明
決勝戦を観戦し表彰式にプレゼンターとして参加した阪神・佐藤輝明内野手は「みんなが感情を表に出しているのを見て感動しました。そういうプレーは人を動かす力があると思います」「楽しいことがうまくなることにつながっていくと思います」と話した。また、阪神OBの
福留孝介氏もエキシビジョンマッチに参加し、バッティングも披露した。
聖地甲子園で野球を楽しんでいる子どもたちの笑顔が印象的だったこの大会。野球を今よりもっと好きになり、野球の魅力を再確認するいい機会になったはずだ。