週刊ベースボール4000号記念トークイベント第2弾として行わるのが、「江川卓×掛布雅之」の組み合わせだ。トークテーマは「伝統の巨人・阪神戦」。盛り上がることは必至だが、トークショー開催に先駆けて、2人の好敵手物語をお届けする。 初対決で見せたプロの「先輩」の意地

作新学院高時代の江川
江川卓と掛布雅之は1955年生まれの同い年。高校時代の江川は栃木・作新学院高、掛布は千葉・習志野高と関東の名門校で過ごしたが、江川は当時から「怪物」と言われ、全国の注目を集めていた。一方の掛布は習志野高で頭角を現し、2年夏に甲子園に出場した(東洋大姫路高との1回戦で敗退)ものの、江川ほど目立っていなかった。
掛布が甲子園に出場した72年夏、作新学院高は栃木大会で敗れて甲子園に進めなかった。掛布の在学中に習志野高が関東大会に出場できなかったこともあり(同時期、千葉では銚子商高が強かった)、高校時代の江川と掛布は公式戦で対戦していない。
練習試合では習志野高が作新学院高に遠征に行ったと伝えられているが、そのときの江川はリリーフ登板で、掛布は江川が登板する前に先発投手から死球を受けて退場し、やはり江川と対戦できなかったそうだ。

習志野高時代の掛布
その後、掛布は高卒で阪神に入団し、3年目の76年に27本塁打を残して主力打者へと成長。78年には初の30本超えとなる32本塁打をマークし、セ・リーグを代表するホームランバッターになった。法大に進学した江川は77年秋のドラフトでクラウンライター(現
西武)から1位指名を受けたが、1年間の「浪人」を経て78年秋のドラフト前日の「空白の一日」に巨人と契約も認められず、巨人が欠席したドラフトでは4球団競合の末に阪神が交渉権を獲得。世間を揺るがす大騒動となったが、コミッショナーの「強い要望」により一旦阪神に入団してから
小林繁とのトレードで巨人に移籍という形で決着した。
江川のプロ初登板は79年6月2日の阪神戦(後楽園)で、阪神・
ラインバックから逆転3ランを浴びるなど8回5失点で敗戦投手になったのは有名だが、掛布はこの試合に出場していない。初対決は7月7日の後楽園。三番・三塁で先発出場した掛布は二死走者なしの状況で初回の打席に立ち、カウント3-1からの5球目をライトスタンドに運び、いきなりプロの「先輩」としての貫録を見せつけた。この年の江川は1年間のブランクのあとにプロの春季キャンプを経験しないままシーズンインしたためか、年間を通しても9勝10敗とプロ生活で唯一の負け越し。掛布との対戦成績も10打数4安打、2本塁打、3四球。出塁率.538という内容だった。
江川卓と掛布雅之が語る「伝統の巨人・阪神戦」 週刊ベースボール4000号記念トークイベント開催! 【日時】2025年9月28日(日) 12時開場 13時開演(14時半・終演予定)
【会場】ベルサール半蔵門[東京都千代田区麹町1-6-4 住友不動産半蔵門駅前ビル2F
【ゲスト】江川卓 掛布雅之
【MC】上重聡
◆会場チケット 料金:8,500円(別途手数料がかかります)
◆配信チケット 料金:2,000円(別途手数料がかかります)
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