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岡田彰布『強いやろ虎、そらそうよ』

阪神・岡田顧問が2026年も「普通に戦えば勝てる」と言い切る理由〜「真の黄金期」に入った虎の補強のすごみがエグい〜

 

2025年、圧倒的な強さで優勝した阪神タイガース。2026年は、2リーグ分立後では球団初となる連覇をかけて戦う。前監督でオーナー付顧問の岡田彰布氏は「この先も少々のことでは崩れないチーム力を蓄えた」と分析。その背景を、12月に発売された岡田顧問の自著『強いやろ虎、そらそうよ』(ベースボール・マガジン社刊)より抜粋、編集してご紹介しよう。

岡田顧問の著書『強いやろ虎、そらそうよ』


タイガースの現状を示す一言は「強いやろ」


 今回の本の発刊に際し、悩んだのがタイトルをどうするか、だった。あくまで「そらそうよ」を前面に出しながら、果たしてタイガースの現状をタイムリーに表するタイトルは何か、と考えた。そこで行き着いたのが、ただただ単純、シンプルに「阪神は強い!」「強いやろ」やった。

 2025年シーズンのリーグ優勝でわかるように、いまの阪神ならリーグでの連覇は可能と思うし、常に優勝争いできるチーム力をつけたと思うのよ。球団が長く描いていた形。「常勝チーム」としての立ち位置はビシッと決まった。それを示す、ここ数年のデータがある。

 阪神は2018年に最下位に沈んだ。そこから立て直しを図り、以降の7年。すべてAクラス入りし、そのうち優勝が二度。これだけの安定感はリーグNo.1。この先も少々のことでは崩れないチーム力を蓄えた。これにより、オレはタイガースが「真の黄金期」に入った……と分析。普通に戦えば優勝できる。そんなチームになったと言い切れるのだ。

ドラフト1位が4人いる、ほとんどあり得ない事態


 ここまでチーム力をつけた背景は? なんといっても補強が挙げられるやろな。現在の打線のクリーンアップ3人がすべてドラフト1位よ。こんなことはほとんどあり得ない事態で、一番近本(近本光司)を加えれば打線の4人が1位入団でレギュラーを張っている。球団としての勝利というのかな。スカウトの眼力、球団の情報分析力、地道な活動。これらが実を結んだ結果といえる。

名より実を取って育てた投手陣


 ここをさらに掘り下げれば、投手陣の補強のすごみもエグい。先発ローテーションを考えてほしい。そこにドラフト1位はいないのよ。村上(村上頌樹)、才木(才木浩人)、大竹(大竹耕太郎)、伊藤(伊藤将司)、高橋(高橋遥人)……。伊原(伊原陵人)が新人で投げ、ようやく1位投手が加わったが、これも極めてレアな構成といえるだろう。セットアッパーにクローザーもそうよ。石井(石井大智)、及川(及川雅貴)、岩崎(岩崎優)よ。名より実を取り、その通りに入団にこぎつけ、そして育成。理想的な歩みといえるだろう。

写真=BBM

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