ベネスエラも投打に盤石

ドミニカ共和国代表のソト[写真=Getty Images]
準々決勝で侍ジャパンが所属するプールCを突破したチームと対戦することになるプールD。強豪2チームを残りの3チームが追いかける展開になることが予想される。その強豪2チームのうち、1位通過に近いのはドミニカ共和国だろう。前回大会はまさかの1次ラウンド敗退を喫したが、今大会もスター軍団を形成。
フェルナンド・
タティスJr.から始まり、
ケテル・マルテ、
フアン・ソト、ブラディミール・
ゲレーロJr.らスーパースターがズラリと並ぶ打線はアメリカにも引けを取らない。
これまでは捕手の守備力に不安があったものの、今大会はフレーミングに定評のある
オースティン・ウェルズが加入。今大会屈指の攻撃力だけでなく、守りでも投手陣をバックアップしそうだ。投手陣は昨季サイ・
ヤング賞投票2位の
クリストファー・サンチェスと元サイ・ヤング賞投手の
サンディ・アルカンタラの二枚看板。ブルペンにもメジャーを代表する剛腕が控え、投打とも盤石の布陣だ。アメリカ、日本と並ぶ優勝候補の一角と言っていいだろう。
ベネズエラも投打に一流の現役メジャー・リーガーをそろえる。打線は元MVPのロナルド・
アクーニャJr.を筆頭に、昨季49本塁打の
エウヘニオ・スアレス、デビューから2年連続でシーズン20本塁打&20盗塁を達成した
ジャクソン・チューリオ、キャプテンを務める
サルバドール・ペレスなど豪華なメンバー。投手陣は
パブロ・ロペス、レンジャー・スアレス、エデュアルド・
ロドリゲスが先発三本柱を形成し、ブルペンにも
ダニエル・バレンシア、ホゼ・アルバラードなどメジャーの主力クラスがいる。ドミニカ共和国との直接対決を制し、1位通過も狙える戦力だ。
2強を追う筆頭はオランダか。2大会連続ベスト4入りの実績を持ち、
セダン・ラファエラ、オジー・オルビーズ、ジュリクソン・プロファー、ザンダー・ボガーツと現役メジャー・リーガーが並ぶ上位打線はなかなか強力。ブルペンにも通算476セーブのケンリー・
ジャンセンがいる。しかし、それ以外の投手陣と下位打線が弱く、リードした状況でジャンセンにつなぐ場面をどれだけつくれるかは不透明。元
楽天の
アンドリュー・ジョーンズ監督の手腕に期待したい。
ユダヤ系の現役メジャー・リーガーがチームの軸となるイスラエルは選手層が薄く、厳しい戦いが予想される。野手にはハリソン・ベイダーや
スペンサー・ホーウィッツ、投手にもディーン・クレーマーやトミー・
ケインリーといった好選手がいるものの、彼らの力だけでは強豪がそろうプールDは勝ち抜けない。
予選を3戦全勝で突破したニカラグアも戦力不足が目立つ。昨季17本塁打の
マーク・ビエントスが打線に加わったとはいえ、ほかにメジャーの舞台で活躍している選手は皆無。投手陣にもメジャーの主力クラスは不在でイスラエル同様、厳しい戦いとなりそうだ。
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