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ミズノがグラブクラフトマンの実演イベントを開催

 

対話を重視し、購入されたお客さんと話す伊藤氏[写真=BBM]


一人ひとりと向き合う


 ミズノは6月21日、グラブクラフトマンの伊藤則史氏による監修グラブイベントをMIZUNO TOKYO(東京都千代田区)で開催した。日米のトッププロ選手のグラブを手掛け、開発業務にも携わるなど、長年に及ぶ広い経験と技術を持つクラフトマンが厳選、制作した革を採用した限定グラブをその場で仕上げ、型付け(加工含む)する実演イベントだ。

 イベント開始前に取材に応じた伊藤氏はグラブの選び方、型作りについて「一人ひとり感覚が違います。私がいいと思うものが、人によっては微妙という反応をすることもあります。逆に、私がこれはどうだろうかと思ったものが、『最高ですよ』という人もいます。同じものを触ってみても、反応は人それぞれです。イベントに限らず、いかに短い時間でお客さんの感覚を引き出せるかが大事になってきます。感覚に勝つことはできませんが、近づけていくことはできますので」とグラブつくりにおける難しさを語った。また、「ネットで何でも買える時代ですが、実際に店舗に来てグラブを触ってほしい。このイベントがお店に来るきっかけになれば」とクラフトマン監修イベントに対する思いを口にした。

お店に常設されている工具を使い、お客さんにとって使いやすい形にしている[写真=BBM]


 開店1時間前にはすでにお客さんの姿が並び、イベントはオープンと同時にスタート。前日20日にミズノショップ神宮外苑で行われた同イベントや、兵庫県波賀工場に訪れ、グラブの革から選び、1つのグラブをつくりあげる「ミズノクラフトマンオーダー」に足を運び、そのグラブの途中経過を見せに来る人など、熱心な参加者もいた。台湾から参加した男性は「家には600個以上のグラブがあります。その中でもミズノは半分ぐらいを占めています」と愛着を話した。また、「伊藤さんがつくったグラブは10個ぐらい持っています」とクラフトマンがつくったグラブへの思いの内を明かした。

グラブを購入したお客さんからサインを求められることも[写真=BBM]


 伊藤氏は成果を語る。

「これまで大阪と東京で開催しましたが、ありがたいことにいつもイベントに来てくれる方々もいます。日本だけでなく、海外から毎回飛行機に乗ってくる人もいます。前回購入したグラブを持ってきて、見せてくれます。また、イベントに来たお客さん同士が自然とお互いのグラブを見せ合う交流も生まれています。そういったグラブ好きのつながりを見られるのがうれしいですね」

 今年で3年目を迎えるイベントを通じて生まれる、人と人との縁に笑顔を見せた。

 この日用意された限定クラフトマン監修のグラブは14個が売れ、伊藤氏に直接相談し、市販のグラブを購入した人たちもいた。ミズノの広報・桜庭勇貴氏は「定期的に、クラフトマンと話せる機会を設けていく予定です」と今後の展開について話した。直近では6月27、28日にミズノオオサカ茶屋町で行われる。詳しくはミズノ公式HPより。

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