新年を迎え、各球団の陣容もほぼ固まってきた。新監督は西武・松井稼頭央監督、ロッテ・吉井理人監督、阪神・岡田彰布監督、広島・新井貴浩監督の4人。ここでは最新メンバーリストを2023年の見どころとともにお届けする。 ※情報は2023年1月8日現在 
長野[右]の復帰は外野陣の活性化につながるはず。原監督の期待も大きい
【2022年成績】セ4位 68勝72敗3分 勝率.486、チーム打率.242 チーム防御率3.69 5年ぶりのBクラスとなったリーグ4位からの巻き返しに向け、現有戦力の底上げは必須となる。
FA戦線に乗り出すことはなかったが、ベテランの
長野久義と
松田宣浩の獲得によってバックアップの態勢は整った。現役ドラフトで
楽天から
オコエ瑠偉も獲得し、
丸佳浩を右翼へ回すことで生じる中堅のレギュラー争いはさらに刺激的なものになるだろう。外野コンバートの
増田陸に復活を期す
松原聖弥、ドラフト2位の即戦力候補である
萩尾匡也、プロのスピードへの適応が早ければドライチの
浅野翔吾にも期待したい。
助っ人はA.
ウォーカーを除き、支配下選手は総入れ替えを断行した。2022年は8人のプロ初勝利が誕生するなど投手陣は若手の台頭が目覚ましかったものの、まだ経験値は不足している。最速159キロを誇る本格派右腕の
タイラー・ビーディ、22年はメキシカン・リーグで最優秀投手に輝いた大型左腕のY.
メンデスには先発ローテの一角を担うことが求められる。抑えの
大勢につなぐ形が見つからなかった中継ぎ陣にはMLBでの経験も豊富なY.ロペスを加えた。
もちろん野手の新外国人も調査に余念がない。ウォーカーは守備の不安が大きいだけに、外野全ポジションを高いレベルでカバーできるL.
ブリンソン(22年はジャイアンツでプレー)などに狙いを定めている。(1月12日に獲得を発表)
とはいえ大前提となるのは
坂本勇人や
岡本和真、丸といった主軸が額面どおりの働きを見せること。そこに新戦力がかみ合っていけば、覇権奪回は現実のものとなるはずだ。
担当記者のこの男の“ココ”に注目! 坂本勇人

坂本勇人[内野手]
前主将が意地を見せる 2022年は苦しんだ。故障もあり開幕前を含め3度の離脱。レギュラーを確保した2年目の08年以降では最少の83試合出場に終わった。このオフに8年間にわたって務めたキャプテンの座を岡本和真に引き継いで「荷物」を一つ降ろしたが、23年は自らの成績でチームをけん引しなければならない。前主将の復活の道程に目を凝らしたい。
読売ジャイアンツ 2023 メンバー表
【監督】
83
原辰徳 【一軍コーチ】
80
阿部慎之助、□78
川相昌弘、□88
大久保博元、79
亀井善行、77
元木大介、□82
鈴木尚広、□72
阿波野秀幸、71
山口鉄也、74
村田善則、穴吹育大
【二軍監督】
76
二岡智宏 【二軍コーチ】
■75安藤強、85
三澤興一、81
青木高広、86
古城茂幸、〇87
橋本到、89
加藤健、石森卓
【三軍監督】
70
駒田徳広 【三軍コーチ】
■100
小笠原道大、101
杉内俊哉、107
矢貫俊之、〇104
脇谷亮太、103
金城龍彦、102
市川友也、ジョン・ターニー
【巡回コーチ】
73
桑田真澄、108
大竹寛、□84
久保康生、□98
石井昭男 【投手】
15大勢、18
菅野智之、19
山崎伊織、20
戸郷翔征、26
今村信貴、28
山田龍聖、〇29
フォスター・グリフィン(1月12日に獲得を発表)、30
鍵谷陽平、31
赤星優志、○33T.ビーディ、45
畠世周、46
鍬原拓也、☆48
田中千晴、53
高梨雄平、54
直江大輔、56
石田隼都、☆58
船迫大雅、64
大江竜聖、〇65Y.メンデス、68
代木大和、91
堀田賢慎、96
菊地大稀、97
井上温大、〇99
ヨアン・ロペス 【育成投手】
011
笠島尚樹、◆012
高橋優貴、014
京本眞、015
川嵜陽仁、016
高田竜星、017
奈良木陸、018
木下幹也、◆019
平内龍太、◆020
戸田懐生、※021
松井颯、※023
田村朋輝、※026
吉村優聖歩、028
富田龍、030
山崎友輔、◆033
太田龍、※034
森本哲星、040
谷岡竜平、◆041
中川皓太、047
鴨打瑛二、051
阿部剣友、056
伊藤優輔、◆057
高木京介、◆058
山本一輝、059
田中豊樹、◆062
横川凱、◆063
花田侑樹、095
堀岡隼人 【捕手】
22
小林誠司、24
大城卓三、27
岸田行倫、67
山瀬慎之助、94
喜多隆介 【育成捕手】
006坂本勇人、010
大津綾也、022
亀田啓太、024
前田研輝、◆069
萩原哲 【内野手】
00
湯浅大、0
増田大輝、2
吉川尚輝、5
中島宏之、6坂本勇人、10
中田翔、△23松田宣浩、25岡本和真、32
廣岡大志、☆35
門脇誠、37
若林晃弘、40
中山礼都、52
北村拓己、55
秋広優人、60
菊田拡和、61増田陸、66
香月一也 【育成内野手】
001
加藤廉、※002
中田歩夢、007J.
デラクルーズ、※008
相澤白虎、025
岡本大翔、※027
北村流音 【外野手】
△7長野久義、8丸佳浩、☆12萩尾匡也、36
石川慎吾、38
岡田悠希、〇42L.ブリンソン(1月12日に獲得を発表)、43
重信慎之介、44A.ウォーカー、△50オコエ瑠偉、☆51浅野翔吾、■59松原聖弥
【育成外野手】
003
鈴木大和、◆005
梶谷隆幸、009
笹原操希、013J.
ティマ、※031
三塚琉生、◆039
立岡宗一郎、※044
大城元、055
保科広一 [注釈]〇=新加入、△=移籍、□=復帰、◆=22年オフに支配下から育成、☆=支配下新人、※=育成新人、■=背番号変更、名前横は背番号