新年を迎え、各球団の陣容もほぼ固まってきた。新監督は西武・松井稼頭央監督、ロッテ・吉井理人監督、阪神・岡田彰布監督、広島・新井貴浩監督の4人。ここでは最新メンバーリストを2023年の見どころとともにお届けする。 ※情報は2023年1月8日現在 
シーズンフル稼働で本格覚醒へ。佐々木は規定投球回到達でエースの階段を上がれるか
【2022年成績】パ5位 69勝73敗1分 勝率.486、チーム打率.231 チーム防御率3.39 補強に頼らなったことは期待の裏返し。
レアード、
マーティンの両助っ人砲が退団し、
巨人を自由契約となった
ポランコを獲得したのみと現有戦力で勝負するのは、それだけ潜在能力を秘めるからこそ。筆頭が“YY砲”だ。昨季に自身初の2ケタ本塁打となる16のアーチを架けて大器の片りんを見せつけた
山口航輝、2020年に四番に抜てきされたポテンシャルを秘める
安田尚憲が今季こそ覚醒の時を迎えれば、間違いなく打線の厚みは増す。さらに昨季の盗塁王・
高部瑛斗、一昨年の盗塁王・
荻野貴司のリードオフマンがチャンスメークし、
中村奨吾、
井上晴哉と中堅組が打線を支えて“YY砲”が中軸となれば、破壊力ある打線となる可能性は十分にある。
投手陣もしかり。高卒4年目を迎える
佐々木朗希が先発ローテでフル稼働して“真のエース”となれば勝利を計算でき、
石川歩、
美馬学の両ベテランに、左腕では
小島和哉、巨人から加入したC.C.
メルセデスと、先発陣も計算できる面々がそろう。抑えの
ロベルト・オスナが
ソフトバンクに移籍し、救援陣が不安視されるも
益田直也、
唐川侑己、
佐々木千隼ら実績組が数多くいる。先発ローテ候補に挙がるドライチ右腕・
菊地吏玖の起用法も救援と両にらみとなるだろう。
そんなナインを束ねる吉井理人新監督の采配、戦略も見ものだが、無理をさせないマネジメント能力にも長ける指揮官だけに、長いペナントレースを見据えた選手起用も見せるはず。二軍監督には
サブローを迎え入れ、マリーンズOBが再集結した今季。有望若手の能力開花でパ・リーグをかき回す。
担当記者のこの男の“ココ”に注目! 山口航輝

山口航輝[外野手]
キングの教えで本塁打増へ 「打率を気にして自分の持ち味のホームランが減ってしまうのは、ちょっと違う」と果敢にスイング。長距離砲の矜恃がにじむ男は、自主トレで西武・
山川穂高に弟子入り。昨秋の練習時では920グラムと重く遠心力で飛距離アップが期待できる山川のバットで振り込んだ。昨季のキングから学びを得て、打撃のスケール感をアップさせる。
千葉ロッテマリーンズ 2023 メンバー表
【監督】
□21吉井理人
【一軍コーチ】
70
福浦和也、□84
黒木知宏、82
小野晋吾、△71
村田修一、73
金澤岳、△88
金子誠、74
小坂誠、80
大塚明、△90
光山英和 【二軍監督】
〇86サブロー
【二軍コーチ】
85
大谷智久、78
大隣憲司、75
堀幸一、□77
栗原健太、□89
福澤洋一、87
根元俊一、83
諸積兼司、81
伊志嶺翔大、〇79
松永昂大、97菊地大祐
【投手】
11佐々木千隼、12石川歩、14小島和哉、15美馬学、16
種市篤暉、17佐々木朗希、18
二木康太、19唐川侑己、20
東條大樹、24
東妻勇輔、☆28菊地吏玖、29
西野勇士、30
廣畑敦也、33
八木彬、☆34
高野脩汰、☆35
田中晴也、■36
坂本光士郎、37
小野郁、43
秋山正雲、46
岩下大輝、■47
鈴木昭汰、48
中村稔弥、49
本前郁也、50
小沼健太、52益田直也、56
中森俊介、58
河村説人、60
横山陸人、62
森遼大朗、64
佐藤奨真、■65
土居豪人、92
国吉佑樹、△?メルセデス、〇?
カスティーヨ 【育成投手】
120
田中楓基、◆121
土肥星也、◆124
古谷拓郎、125
永島田輝斗、※127
吉川悠斗、※128
白濱快起 【捕手】
2
松川虎生、■27
田村龍弘、32
佐藤都志也、53
江村直也、95
植田将太、99
柿沼友哉 【育成捕手】
122
谷川唯人、126
村山亮介 【内野手】
00
池田来翔、4
藤岡裕大、5安田尚憲、8中村奨吾、☆10
友杉篤輝、13
平沢大河、23
三木亮、△39
大下誠一郎、40
福田光輝、44井上晴哉、57
小川龍成、67
茶谷健太、☆68
金田優太 【育成内野手】
123
速水将大、※129
勝又琉偉、※130
黒川凱星 【外野手】
0荻野貴司、1
藤原恭大、3
角中勝也、7
福田秀平、25
岡大海、31
菅野剛士、38高部瑛斗、51山口航輝、59
西川僚祐、61
山本大斗、63
和田康士朗、△?ポランコ
[注釈]〇=新加入、△=移籍、□=復帰、◆=22年オフに支配下から育成、☆=支配下新人、※=育成新人、■=背番号変更、名前横は背番号