阪神タイガースが今季はリーグ優勝、日本一になったという観点から見ても、現在のセ・リーグで一番理想に近い一番打者というのは
近本光司選手になると思います。優勝チームのトップバッターですから。相手にずらされずに自分の形でスイングができるところや、出塁する能力、走る能力といった近本選手のプレーすべてが僕はすごいなと思います。
僕も今季30試合に一番打者で出場しました。結局は自分に求められていることをできるのが一番。自分の理想というよりも、同じ一番で試合に出たときでも、塁に出たほうがいいとき、走者をかえすことが求められるとき、いろいろあると思うので、臨機応変に確率の高い策を取れることが大事だと考えています。
『週刊ベースボール』2023年12月18日号(12月6日発売)より
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