「頭は低く 目は高く口慎んで 心広く」。学生時代、正月に親戚の人と話をしたときにこの言葉を見せてもらって、「うわ、めっちゃいい言葉だな」って。自分の中でふに落ちたというか、そこから大事にしています。野球はもちろん、人として、です。座右の銘にしています。
今年、こうして一軍で投げさせていただく機会が増えましたが、そのときも口は大きくなるのではなく慎んで、目指すところは高く持って。注目を浴びれば、自分が気付かないうちにおごりとかが出てしまうかもしれない。でも、そこじゃないよと。上には上がいる、そういう精神でいます。本当に野球にも、誰にでも共通していることかなと思います。
『週刊ベースボール』2024年7月15日号(2024年7月3日発売)より
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