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第106回全国高等学校野球選手権大会

【2024夏の甲子園】春夏連覇目指す健大高崎が英明と対戦/大会1日目の見どころ

 

捕手として、主将として春夏連覇を目指す健大高崎を牽引する箱山遥人


 7日に開幕する第106回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)。大会1日目は3試合が行われる予定。

■第1試合 有田工(佐賀) - 滋賀学園(滋賀)
 有田工は2年ぶり3回目の出場。2013年の初出場時は古川侑利(ソフトバンク)を擁し、強豪・大垣日大との開幕戦に勝利した。そして、がばい旋風でお馴染みの佐賀北が優勝した2007年の夏初戦も奇しくも開幕戦だった。佐賀県勢にとって縁起の良い開幕戦を引き当てた有田工が勢いに乗れるか注目だ。

 滋賀学園は15年ぶり2回目の出場。プロ注目の遊撃手兼投手、岩井天史の活躍に期待がかかる。また滋賀大会では5試合で8三振と、チーム全体の三振数が非常に少ないのも特徴的。甲子園でも持ち味を発揮して夏の甲子園初勝利なるか。

■第2試合 英明(香川) - 健大高崎(群馬)
 英明は2年連続4回目の出場。主なOBには寿賀弘都(オリックス)がいる。エースの清家準を中心としながら、昨夏の甲子園にも出場した野手陣が盛り立てる。2011年以来となる夏の甲子園での勝利なるか。

 健大高崎は9年ぶり4回目の出場。注目は高校生No.1捕手の呼び声が高い箱山遥人。強肩強打の身体能力に加え、チームをセンバツ優勝に導いたキャプテンシーも魅力だ。春夏連覇に挑む健大高崎にとっては負けられない一戦となる。

■第3試合 岐阜城北(岐阜) - 智弁学園(奈良)
 岐阜城北は9年ぶり4回目の出場。岐阜大会はノーシードから勝ち上がり、大垣日大や岐阜第一、県岐阜商といった強豪を倒して甲子園の切符を手にしている。旧校名である岐阜三田時代の1998年以来となる夏の甲子園2勝目を狙う。

 智弁学園は2年連続22回目の出場。岡本和真(巨人)、村上頌樹(阪神)ら多数のプロ野球選手を輩出する奈良の名門は意外にも夏の甲子園の優勝経験はない。秋と春の敗北を糧に、日本一を目指すために磨いてきたチームワークで悲願の初優勝を目指す。

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