7日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)。大会3日目は3試合が行われる予定。
■第1試合 花咲徳栄(埼玉) - 新潟産大付(新潟)
花咲徳栄は5年ぶり8回目の出場。プロ注目の大型遊撃手・
石塚裕惺を中心とした打撃力が持ち味で、埼玉大会ではチーム打率.332を記録。課題だった投手陣もエース・
上原堆我らが春から成長を遂げている。頂点も知る強豪校が5年ぶりに夏の舞台に帰ってきた。
新潟産大付は春夏通じて初出場。新潟大会で昨秋は初戦敗退、今春は3回戦敗退も、夏はチーム一丸となって強豪校を次々に撃破。試合を重ねるたびにチーム力は増しており、甲子園でもダークホースとして下剋上を成し遂げる。
■第2試合 金足農(秋田) - 西日本短大付(福岡)
金足農は6年ぶり7回目の出場。
吉田輝星(
オリックス)を擁して“カナノウ旋風”を起こした2018年は惜しくも準優勝に終わった。今年は弟・吉田大輝がエースを務める。6年前の忘れ物を取り戻し、再び甲子園に“カナノウ旋風”を巻き起こせるか。
西日本短大付は3年ぶり7回目の出場。主なOBには
日本ハム監督・
新庄剛志がいる。福岡大会では7試合中6試合で2ケタ安打を放ち、58得点を記録した。自慢の強打で2010年以来の甲子園勝利を目指す。
■第3試合 南陽工(山口) - 菰野(三重)
南陽工は14年ぶり4回目の出場。主なOBには
津田恒美(元
広島)がいる。「弱気は最大の敵」を合言葉にチーム一丸で山口大会を勝ち上がった。目指すは津田氏がエースとして挑んだ1978年以来の夏の勝利だ。
菰野は16年ぶり3回目の出場。三重県大会では本塁打こそないものの、打線は上位から下位まで切れ目がない。守備ではチーム失策2と堅実な野球が持ち味だ。過去出場ではいずれも初戦敗退。まずは甲子園初勝利を目指す。