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第106回全国高等学校野球選手権大会

【2024夏の甲子園】広陵、関東第一などが初戦 注目はドラフト候補の高尾響/大会6日目の見どころ

 

広陵のエース・高尾響


 7日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)。大会6日目は4試合が行われる予定。

■第1試合 熊本工(熊本) - 広陵(広島)
 熊本工は3年ぶり23回目の出場。2年生エースの山本凌雅は熊本大会全5試合に先発して4失点と好内容。今年だけでなく来年も期待したくなる逸材だ。伝統の熊工が5年ぶりの夏初戦突破を目指す。

 広陵は2年連続25回目の出場。注目はドラフト有力候補のエース・高尾響。最速148キロの直球とキレのいい変化球を武器に、長いイニングを投げても制球が乱れず完成度が高い投手だ。

■第2試合 富山商(富山) - 東海大相模(神奈川)
 富山商は2年連続18回目の出場。1918年創部の伝統校が10年ぶりの初戦突破へ挑む。昨夏のメンバーが7人在籍しており、甲子園独特の空気感への経験値は高い。悔しさをバネに富山県勢初の4強入りを決める大会にしたい。

 東海大相模は5年ぶり12回目の出場。同校OBで元巨人原俊介監督は2021年秋の就任以来初の甲子園での采配となる。神奈川大会で特大弾を放った2年生スラッガーの金本貫汰が甲子園でもアーチを描くか注目。

■第3試合 鳥取城北(鳥取) - 明徳義塾(高知)
 鳥取城北は6年ぶり6回目の出場。主なOBには能見篤史(元阪神など)、川口和久(元広島)などがいる。鳥取大会決勝では9回裏3点ビハインドの状況からサヨナラ勝ちを決めており、つなぎの意識の高さと驚異的な粘り強さを誇る。

 明徳義塾は2年ぶり23回目の出場。主なOBには岸潤一郎(西武)、伊藤光(DeNA)がいる。歴代4位、甲子園通算54勝の名将・馬淵史郎監督の通算勝利数更新にも今大会は期待がかかる。

■第4試合 北陸(福井) - 関東第一(東東京)
 北陸は2年連続5回目の出場。阪急ブレーブスそっくりのユニフォームでおなじみの同校の中心は武田海士、井黒晃佑ら多彩な投手陣。ベスト8に進出した1992年以来の夏の甲子園勝利を目指す。

 関東第一は5年ぶり9回目の出場。今春のセンバツは八戸学院光星に惜敗し初戦敗退。エース・坂井遼、左腕・畠中鉄心を中心とした投手陣を盛り立てる一高野球で、春の悔しさの分まで夏にぶつける。

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