石橋と聖和学園の初出場校対決に注目が集まる
7日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)。大会7日目は4試合が行われる予定。
■第1試合 長野日大(長野) - 青森山田(青森)
長野日大は15年ぶり2回目の出場。長野大会は全6試合で2失点と投手陣と守備陣の活躍が光った。
高梨雄平(
巨人)に投球フォームが似ていることから「高梨2世」とも評されるエース・山田羽琉が相手打線を翻弄する。
青森山田は7年ぶり12回目の出場。今春のセンバツではベスト8入りを果たした。関浩一郎、櫻田朔のダブルエースをはじめ、多くのメンバーが中学時代に日本一を経験しており、頂の景色を知る彼らが甲子園の頂を目指す。
■第2試合 石橋(栃木) - 聖和学園(宮城)
石橋は夏の甲子園初出場。甲子園経験は2023年のセンバツ以来2度目。栃木大会は隙のない守備で接戦をものにしてきた。センバツの経験をアドバンテージに栃木県有数の進学校が初出場対決を制するか。
聖和学園は春夏通じて甲子園初出場。宮城県屈指のスポーツ強豪校がついに高校野球の聖地へ登場。宮城大会決勝では昨夏の甲子園準優勝校・仙台育英を19安打の猛攻で撃破。甲子園初出場初勝利なるか。
■第3試合 霞ヶ浦(茨城) - 智弁和歌山(和歌山)
霞ヶ浦は5年ぶり3回目の出場。茨城大会6試合は全て3失点以内に抑えており、市村才樹、真仲唯歩の投手陣が大崩れしないのが今年のチームの特徴。強打の智弁和歌山相手でも安定感ある試合運びを見せたい。
智弁和歌山は2年ぶり27回目の出場。和歌山大会は準決勝まで
コールド&完封と圧倒的な実力を披露。選手宣誓を務めた辻旭陽主将を中心に、松嶋祥斗、花田悠月ら強力野手陣が甲子園でも打棒を存分発揮させたい。
■第4試合 花巻東(岩手) - 滋賀学園(滋賀)
花巻東は2年連続12回目の出場。近年は
菊池雄星(アストロズ)や
大谷翔平(ドジャース)といったMLBプレイヤーを輩出する岩手の名門。注目は1年生ながら岩手大会では4番も務めた古城大翔。
古城茂幸(元巨人など)を父に持ち、抜群の野球センスを甲子園の地でも見せつけるか。
滋賀学園は開幕カードだった有田工戦を10-6で勝利。8回と9回だけで6点を叩き出しており打撃陣が好調。中でも2本の三塁打を含む3安打を放った仲田隆玖に注目。初戦を制した勢いそのままに2回戦突破なるか。