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第106回全国高等学校野球選手権大会

【2024夏の甲子園】「ジャイキリ」の進撃続くか 新潟産大付、小松大谷が2回戦を迎える/大会8日目の見どころ

 

境亮陽、徳丸快晴らを擁する強力大阪桐蔭打線


 7日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)。大会8日目は4試合が行われる予定。

■第1試合 健大高崎(群馬) - 智弁学園(奈良)
 春夏連覇を目指す健大高崎は英明戦を1-0で辛勝のスタート。自慢の攻撃力が封じられる展開となったが、下重賢慎から石垣元気の早めの継投も功を奏して接戦をものにした。投手陣は好内容なだけに、群馬大会で見せた攻撃力が2回戦から本領発揮となるか。

 智弁学園は岐阜城北との1回戦を9-6で勝利。延長11回までもつれ、甲子園史上2番目に遅い時間でのゲームセットとなった激闘の疲労は気になるものの、6打数5安打を放ったリードオフマン・佐坂悠登が2回戦も快音を響かせてチームに勝利をもたらせるか。

■第2試合 大阪桐蔭(大阪) - 小松大谷(石川)
 大阪桐蔭は初戦で興南と対戦。エース平嶋桂知を温存し、2年生の中野大虎が打たせて取る投球で完封勝ちをおさめた。初戦は下位打線が好調で、注目選手が揃う上位打線以外からも得点を奪えるのは選手層の厚みを感じる。

 小松大谷は明豊戦で16安打8得点と打線が大爆発。注目は4番でキャッチャーの東野達。初戦は3安打全てがタイムリーと勝負強さが光った。扇の要が再び躍動し、チーム一丸となって強豪相手の2回戦突破を目指す。

■第3試合 京都国際(京都) - 新潟産大付(新潟)
 京都国際の注目はエース・中崎琉生。1回戦の札幌日大戦は12奪三振、3失点の完投勝利を見せ、センバツ初戦敗退の悔しさを見事に晴らした。主将の藤本陽毅を中心に野手陣にも当たりが出ており、3年ぶりの3回戦進出なるか。

 春夏通じて初出場の新潟産大付は初戦で強豪・花咲徳栄を撃破。打線は11安打を集め、守っては無失策と実力を遺憾無く発揮できている。この試合も宮田塁翔、田中拓朗の継投を中心にロースコアの展開に持ち込んで甲子園2勝目なるか。

■第4試合 西日本短大付(福岡) - 菰野(三重)
 西日本短大付は山下航輝に注目。金足農戦は8番ながらタイムリーを含む3安打と気を吐いた。エース・村上太一の投球を引き立てるリードと好調の打棒で2010年以来の3回戦進出に貢献したい。

 菰野はスタメン9人全員が2年生という異色のチーム。1回戦では南陽工と対戦し、14安打6得点で完勝している。注目は3番の加瀬大雅。初戦に3安打を放った打撃センスで再びチームを勝利に導き、同校の歴史に残る甲子園2勝目を飾りたい。

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