大阪桐蔭で行っていた夏の甲子園に向けた対策が、とてもキツかったのが思い出です。練習ではユニフォームの上にVジャン、さらに上からグラウンドコート、そしてマスクを装着して走っていました。やっぱり夏の大阪は暑いので、めちゃくちゃ大変でした。マスクしてグラウンドを全員で10周走ってアップするのですが、今、思い出してもキツいですね(笑)。
1年生のときはなかったのですが、2年生から始まりました。もちろん水分補給はしっかりとしていました。アップで汗を出して暑さに慣れてから投球練習を毎日やっていました。高校野球は情熱がすべて。あのアップのおかげでメンタルが強くなって、暑い夏も耐えられたのだと思います。
『週刊ベースボール』2024年8月19&26日合併号(2024年8月7日発売)より
写真=BBM