点を取ってもらえるのは、もちろんうれしいですけど、そこばかり意識していると、試合に集中できません。目の前のアウトを奪って、一つずつ重ねていけば、勝ち星にも近づいていけると思っています。0点で抑えることができれば、負けることはありません。今年も僕自身がピンチを防いでいれば、1失点が無失点になって、負けの数も何個かは勝ちに変わっていたかもしれないので。

　この世界は一軍で投げないと始まらない世界だと感じた1年でした。毎試合が勝負になるので、しっかりと準備をしていきたいと思います。いい成績を残せた次の年は、周囲の期待もあるので、それに応えられるようにしたいですね。

『週刊ベースボール』2024年12月30日号(2024年12月18日発売)より

写真=BBM