まだ一軍で投げるときは、緊張しますね。心のどこかで結果を求めているというか、不安なんですよね。投げる前は『打たれたら……』という思いがありました。今でもブルペンからマウンドに向かうまでは緊張します。でも、マウンドを任されたのは自分で、打たれたら僕の責任。誰の責任でもありません。
あるとき、打たれた試合後、お風呂場で水本(水本勝巳)ヘッド(コーチ)から「根拠のない自信を持ちなさい。打てるものなら打ってみろ、というくらいの気持ちで投げたら」と言ってもらいました。そこからですね、打者を上から見下ろすというか、そういう投球ができるようになったのは。あの一言で気持ちがすごく楽になりました。
『週刊ベースボール』2025年5月26日号(2025年5月14日発売)より
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