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2026ドラフト特集

2026ドラフト|プロ野球12球団スカウト一覧【セ・リーグ編】補強ポイント・担当エリア

 

秋のドラフト戦線に向け、年間を通して地道なスカウティング活動を続けているスカウト陣。2026年の各球団スカウト布陣をチェックしながら、今年の補強ポイントを探っていく。
※表内の主な担当選手のポジションはドラフト当時


阪神・的確な補強指名で強豪維持


 昨年ドラフトでは2年前から狙っていた立石正広を3球団競合の末、藤川球児監督が引き当てた。このようにチームの補強点を見極めた上で、的確に人選を選び抜き、確実に指名している。さらに毎年球に力のある高校生投手を指名し、育成を進めていく方針は今年も変わらない。1月の人事で山本宣史氏が野球振興室の女子野球に異動になり、現在新たな採用はない。体制自体は変わりなく強豪・阪神の礎をさらに強化していく布陣となっている。

【2026補強ポイント】メジャー行き可能性の佐藤輝の後釜探し

 打線の中心となった佐藤輝明があと何年、阪神でプレーするかで、ドラフトの動向も大きく変わる。今季は大砲候補の立石正広を獲得したが、右打者。大山悠輔森下翔太と右の強打者がいるが、左の大砲候補が見当たらないのが現状。まずは佐藤輝の後釜探しが来ドラフト以降の大きな補強ポイントになっていくことに間違いない。

■編成&スカウト一覧
氏名[担当地区]=主な担当選手
★竹内孝行
畑山俊二
△東辰弥
 平塚克洋[関東・北信越]=17[1]大山悠輔(白鴎大・内)
 葛西稔[北海道・東北・関東]=24[3]山田脩也(仙台育英高・内)
 吉野誠[関東・東海・北信越]=26[1]立石正広(創価大・内)
 筒井和也[近畿・東海・北信越]=19[6]湯浅京己(BC/富山・投)
 前田忠節[九州・中国]=25[3]木下里都(KMGホールディングス・投)
 岡本洋介[近畿]

★=球団本部副本部長(アマスカウト担当)、◎=球団本部次長(統括スカウト)、△=球団本部課長(編成ディレクター)

DeNA・継続布陣にプラスで厚み


 独自の路線を行くスカウト陣は配置転換があったものの退任者はおらず、基本的にこれまでの路線を継続することになる。トップは昨年、編成部部長となった長谷川竜也氏が引き続き務め、周りを実績のあるスカウト陣が固める。今季唯一の新任は中国・四国地区スカウトにくふうハヤテ(現ハヤテ)でバッテリーコーチを務めていた深谷亮二氏となった。これまでに独立リーグでの指導歴も豊富で、その人脈を生かして独立リーグも担当する。

【2026補強ポイント】手薄な外野手に加え引き続き投手も優先

 桑原将志伊藤光がFA移籍し、木村洋太球団社長は「捕手と外野手が想定より手薄」と語り、桑原の人的補償として捕手の古市尊を獲得したため外野手が優先か。さらに投手は助っ人頼みの部分もあるので、日本にフィットしなかった場合は最優先事項となりそうだ。

■編成&スカウト一覧
氏名[担当地区]=主な担当選手
☆長谷川竜也
◎八馬幹典=17[1]東克樹(立命大・投)
 永池恭男
 木塚敦志=24[6]坂口翔颯(国学院大・投)
 稲嶺茂夫[北海道・南東北]=25[1]小田康一郎(青学大・内)
 河原隆一[北東北・北関東]=20[2]牧秀悟(中大・内)
 河野亮[北信越]=24[2]篠木健太郎(法大・投)
 横山道哉[東海]=23[1]度会隆輝(ENEOS・外)
 藤田和男[近畿]=24[1]竹田祐(三菱重工West・投)
(新)深谷亮司[中国・四国・独立]
 篠原貴行[九州]=23[5]石田裕太郎(中大・投)

☆=編成部部長、◎=編成部アマスカウティンググループ グループリーダー

巨人・伝統を知る球団OBを配属


 吉村禎章CBOに代わりスカウト部のトップだった水野雄仁氏が編成全体の長に就任した。育成強化部に所属していた井上真二氏はスカウト部に復帰。昨年からは木村龍治氏、斉藤宜之氏が同部に所属しているようにスカウト陣の中にも球団OBを増やしている。より球団の伝統、環境を把握しているOBを配属させることで、単に指名、入団するだけでなく、入団後の成長曲線までイメージしながら指名候補選手の判断に役立てようとする狙いもある。

【2026補強ポイント】未来を託せる主軸の獲得と育成

 長く四番を担ってきた岡本和真がメジャーに移籍。主砲の穴埋めが急務となっている。ドラフト1位で2025年に入団した石塚裕惺とともに将来のクリーンアップを託せるような看板選手の獲得と育成が求められる。覇権奪回を目指して大学・社会人の即戦力投手を中心に指名した25年秋のドラフトとは様変わりすることになりそうだ。

■編成&スカウト一覧
氏名[担当地区]=主な担当選手
 ★水野雄仁[編成本部長]
 ◎榑松伸介[統括]
新▲井上真二[全国]
 △織田淳哉[全国]=19[2]太田龍(JR東日本・投)
  木村龍治[関東、東北]
  斉藤宜之[全国]=26育[5]知念大成(オイシックス・外)
  武田康[九州・沖縄]=18[6]戸郷翔征(聖心ウルスラ高・投)
  森中聖雄[関東・北陸]=26[1]竹丸和幸(鷺宮製作所・投)
 ●大場豊千[関東]=25[1]石塚裕惺(花咲徳栄高・内)
  木佐貫洋[関東・東海]=26[3]山城京平(亜大・投)
  青木高広[関東・北海道]=25[4]石田充冴(北星学園大付高・投)
  岸敬祐[近畿・四国]=22[1]翁田大勢(関西国際大・投)
  柳舘俊[近畿・中国]

★=編成本部長、◎=スカウト部スカウトディレクター、●=スカウト部主任、▲=スカウト部次長、△=スカウト部課長チーフスカウト

中日・“新しい血”導入でパワーアップ


 前年から大きくパワーアップした布陣となった。ロッテでプロ・アマスカウト部長などを務めた永野吉成氏を、日本ハムからは前年までスカウトを務めていた熊崎誠也氏を迎え入れ、中野栄一氏はブルペン捕手からの転身となる。長い低迷期を脱出するためには何よりも逸材の発掘が絶対条件。スカウト部門の強化はその方針を反映させたものだろう。地元の東海地区に重点を置くことなく、将来のチームづくりを見据えて全国に抜かりなく目を光らせる。

【2026補強ポイント】即戦力を中心に投手陣の再整備を着々と

 この4年間、ドラフト1位は大学生投手が続いているが、やはり投手、しかも即戦力は欲しいところ。投手陣の再整備はまだ終わっていない。ただ、今季から本拠地バンテリンに誕生するホームランウイングによって、チームの戦い方がどう変わるのかは補強ポイントに少なからず影響を与えるはず。新任の荒木雅博球団代表補佐もスカウト視察をサポートしていく。

■編成&スカウト一覧
氏名[担当地区]=主な担当選手
 ◎堀中寛樹[全国]
新〇永野吉成[全国]
 ☆山田潤[全国]
 □松永幸男[全国]
 ●山本将道[北海道・東北]=25[1]金丸夢斗(関大・投)
 ★正津英志[関東・信越]=22[1]ブライト健太(上武大・外)
  小山良男[関東・信越]=25[3]森駿太(桐光学園高・内)
  岡野祐一郎[関東・信越]=26[1]中西聖輝(青学大・投)
新★熊崎誠也[東海・北陸・近畿]=22[8]北山亘基(京産大・投)※日本ハム時代
  清水昭信[東海・北陸・近畿]=21[1]高橋宏斗(中京大中京高・投)
新★中野栄一[東海・北陸・近畿]
  野本圭[中国・四国]=25[6]有馬惠叶(聖カタリナ高・投)
  三瀬幸司[九州・沖縄]=23[1]仲地礼亜(沖縄大・投)

◎=部長、〇=チーフ、☆=チーフ補佐、□=スカウティングディレクター、●=部長待遇、★=エリアチーフ

広島・新任は元二軍マネ下水流昂氏


 新戦力を迎えつつ強固な連携を継続する。スカウト統括部長やスカウト部顧問を歴任した苑田聡彦氏が勇退。新任の下水流昂氏は2013年にドラフト4位で入団。移籍を経て21年に現役引退すると、古巣に戻って22〜25年は二軍マネージャーを務めた。大学、社会人時代を含む豊富なプレー経験、ファームで若手選手の奮闘を見てきた経験が、次なるスター候補の発掘に生きるはずだ。そのほかの顔ぶれは変わらず、実績ある布陣で手腕を発揮していく。

【2026補強ポイント】転換期に迫る試練 安定した戦力確保を

 1月15日に今年の第1回スカウト会議を実施。有望選手281人をリストアップし、青学大の鈴木泰成渡部海のバッテリー、立命大の有馬伽久らの映像を確認。同時にチーム編成の現状把握も行った。2年連続Bクラスに沈んだ転換期にあるチームは、世代交代や主力のFA権取得も控える。あらゆる事態を想定し、投手力を中心に厚い選手層を構築したい。

■編成&スカウト一覧
氏名[担当地区]=主な担当選手
白武佳久[中国・四国]=18[1]中村奨成(広陵高・捕)
田村恵[全国]=14[1]大瀬良大地(九州共立大・投)
 近藤芳久[北海道・東北]=23[1]斉藤優汰(苫小牧中央高・投)
 高山健一[関東・北信越]=24[1]常廣羽也斗(青学大・投)
 尾形佳紀[関東]=20[1]森下暢仁(明大・投)
(新)下水流昂[関東]
 松本有史[東海]=12[2]菊池涼介(中京学院大・内)
 鞘師智也[近畿]=19[1]小園海斗(報徳学園高・内)
 末永真史[九州]=19[2]島内颯太郎(九州共立大・投)

☆=スカウト統括部長、〇=スカウト部長

ヤクルト・新GM先頭にスター発掘へ


 昨年限りで小川淳司GMが退任し、GM特別補佐だった青木宣親氏が新GMに昇格。「中長期的な視点でチーム強化に努める」という言葉には、ドラフトでの戦力強化ももちろん含まれる。現役引退したばかりの原樹理氏が新任、岡林洋一氏が復帰。平岡佑梧氏が担当エリアを中国・四国から関西にエリアを移すなど、担当地区にも動きがあった。高卒8年で通算246本塁打の村上宗隆はMLB挑戦で海を渡った。新体制で次なるスターを発掘する。

【2026補強ポイント】投打ともにスケールが不足 次代を担う柱を探せ

 昨年のドラフトは球団41年ぶりに1、2位ともに野手指名。投手偏重の上位指名が続いていただけに、スケールの大きな打者が足りていない。しかし、直近10年で規定投球回または2ケタ勝利を達成した生え抜きは石川雅規(2002年入団)、小川泰弘(11年入団)のみという状況だ。昨季も規定投球回到達者は不在。次代を担う先発投手も補強ポイントだ。

■編成&スカウト一覧
氏名[担当地区]=主な担当選手
新◎青木宣親
 ☆橿渕聡
 ★山部太
  上村和裕[北海道・東北]
  押尾健一[東北・関東]=26[3]山崎太陽(創価大・投)
  丸山泰嗣[関東・北信越]=20[3]長岡秀樹(八千代松陰高・内)
  余田雄飛[関東(フィジカル担当)]=26[1]松下歩叶(法大・内)
(新)原樹理[関西]
  松岡健一[東海]=26[4]増居翔太(トヨタ自動車・投)
  平岡佑梧[関西]
(復)岡林洋一[中国・四国]=20[4]大西広樹(大商大・投)
  松田慎司[九州]=18[1]村上宗隆(九州学院高・内)

◎=ゼネラルマネージャー、☆=編成部ディレクター、★=スカウトグループリーダー

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