
81年のオフ、41歳で現役生活に終止符を打った筆者
目標は3000安打
この号が発売されるころ(11月25日)は
巨人と
ソフトバンクの日本シリーズが真っただ中だが、今回は選手の引き際、引退について述べてみたい。昨年の今ごろも同じようなテーマで書いているが、もう少し自分の経験を踏まえながら考えてみたいのだ。
引退の決断は簡単ではない。実績のある選手であればあるほど難しく、悩むものだ。今年で言えば、現役最年長選手の
福留孝介(
阪神)や
内川聖一(ソフトバンク)の去就が注目されているが、両者ともに現役続行を希望しているようだ。
とにかくボロボロになっても現役を続けるか、余力を残したままスパッと潔くユニフォームを脱ぐか。大物選手の引退は大別すると、この2つになるだろう。前者は
野村克也さん(南海ほか)が有名だ。45歳まで現役を続け、歴代2位の3017試合に出場している。後者で言えば
王貞治(巨人)だろう。40歳で引退する最後のシーズンでも30本塁打を放ったが、
長嶋茂雄監督から
藤田元司監督の交代で新チームになることもあり、現役を退いた。
どちらが正しいかなど正解はない。続けたければ続ければいいし、やめたければやめればいい。それは本人が決めることだ。ただ、現役続行の場合は条件がつく。雇ってくれる球団があるかどうかだ。いくら自分が続けたくても・・・
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