週刊ベースボールONLINE

石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「忘れるべきではない勇気ある歩み」

 

野茂英雄は海を越え、1995年2月にドジャースと契約。以降、日本に新たな才能が芽吹けばメジャーに挑戦し、その背中を見て、また才能が生まれてきた[写真=Getty Images]


メスを入れるため 夢を叶えるため


 書棚に一冊のムックがある。1987年の秋に出た『米大リーグ総集編』。これはベースボール・マガジン社が春と秋に出していた季刊誌だ。このムックに載っていたルポルタージュに目を奪われた。

 今は亡きスポーツライターの山際淳司さんが描いた、アメリカの野球殿堂と博物館がある街を取材した『クーパーズタウンを訪ねて』――山際さんがクーパーズタウンを訪ねたのは87年の1月、街は真っ白な雪に覆われていた。それは「広島カープの衣笠祥雄選手と一緒」で、「かれにとって最後のシーズンになる八七年の、キャンプが始まる前にクーパーズタウンへ行ってみようという計画が実現した」(本文より)という、そんな旅だったのだという。

 衣笠にとっての87年はルー・ゲーリッグの連続試合出場記録、2130試合に並び、抜き去ることになるシーズンだった。山際さんのルポには・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング