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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「前へ進むための革新的ポストシーズン論」

 

ぶっちぎりのリーグ優勝を決めた巨人西武ががっぷり四つに組んだ1990年の日本シリーズは、西武が4連勝で日本一に[写真=BBM]


新しい発想でダブルヘッダー復活も


 ペナントレースが終わってからポストシーズンのゲームに入るまでの間が空き過ぎるという声は、これまでもずっと聞こえてきた。今年も全日程終了が10月5日、クライマックスシリーズ(CS)の開幕は10月11日で、5日間、プロ野球が1試合も行われない日が続いた。さらにファイナルステージは10月15日に始まり、リーグ優勝したタイガースは12日間、ホークスは9日間、試合がなかった。

 とはいえ、セ・リーグはタイガースが9月上旬に史上最速でリーグ優勝を決めながらベイスターズとジャイアンツの2位争いもあって、消化試合が1カ月近く続く最悪の事態は避けられた。パはファイターズが最後までホークスに食らいついたことで、9月末まで優勝争いの興味を引いた。

 どのみちセとパの優勝の時期がこれほどズレてしまえばすぐにCSを始めることはできず、間は空いてしまう。優勝が決まったらシーズンを打ち切ろうとすれば、各球団の試合数が変わってしまい、個人タイトル争いに不公平が生じる。ならばシーズン中の雨天中止の試合をすぐにダブルヘッダーで消化していくといったメジャーに倣う日程を柔軟に編成していくとなれば、日本では問題が山積だ。

 各球団がバラバラに保有している放映権の問題もあるし、各球場の日程もある。年間シートやスポンサーのこと、観客を入れ替える難しさなどを考えれば・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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