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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「『日本シリーズ至上主義』とビジネスCS共存の矛盾」

 

10月17日、ドジャース対ブリュワーズのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に「一番・投手兼DH」で出場した大谷翔平が3本塁打&10奪三振と圧巻のパフォーマンス。アドバンテージがあったらこんなドラマは生まれなかった[写真=Getty Images]


CS開催は正当な「カネ儲け」


 毎度毎度、同じことを綴って申し訳ない。ここで何度も訴えているのに、運営サイドだけでなく野球好きにも我が意がなかなか届かない。もちろん力不足ゆえのことなのだが、こうしたほうがいいと考える方向性とは真逆へ進む一方の現実がもどかしくてならない。

 12月1日、NPBと12球団によるプロ野球実行委員会が行われ、クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージの開催方式について協議したことが報じられた。現在、リーグ優勝チームに与えられている1勝のアドバンテージを、勝率やゲーム差をもとに変更することが議論されたのだという。スポーツニッポンの神田佑記者の署名記事によれば「見直しの目的はレギュラーシーズン、リーグ優勝の価値をより高め、ファンがより楽しめる制度を構築すること」で、リーグ優勝チームに与えられる1勝のアドバンテージを、2位と大差がついた場合には2勝にして「4勝勝ち上がり制を5勝制に変えてCSの試合数を減らさない案もある」のだとか。

 やれやれ、というのが正直なところだ。辻褄合わせにも程があるとでも言おうか、いったいなぜ、そんなにシーズンの結果どおりに持っていくよう調整する必要があるのだろうか。リーグ優勝チーム同士で日本シリーズを戦ってほしいなら、そもそも・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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