週刊ベースボールONLINE

石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「俯瞰して捉えるべき高校野球の7イニング制」

 

昨夏の甲子園では、出場している選手を中心にサーモグラフィーで体温を測り、高い選手がいれば優先的にケアするなど、熱中症対策を徹底した[写真=日本高校野球連盟提供]


NPBユースからプロを目指す新たな道


 今でも春畑道哉の奏でるギターの音色を聴けば、鮮やかな10色の旗が並んだ32年前を思い出す。

 1993年5月15日、Jリーグの開幕戦が行われた国立競技場で演奏された『J'S THEME』の切なくも甘美なメロディーは、日本サッカー界の100年先を祝福しているようにさえ聞こえた。

 その年が明けた冬、テレビから流れてきた『ふり向くな君は美しい』(ザ・バーズ)のメロディーも忘れられない。“誰も涙を笑わないだろう、誰も拍手を惜しまないだろう”という阿久悠さんの詞は一校をのぞくすべての敗者に捧げられていたのだという。このときの全国高校サッカー選手権の優勝校は清商(きよしょう、静岡の清水市商)で、PK戦でキックを待つゴールキーパー、川口能活の鋭い眼光は今でも忘れられない。

 ただ、Jリーグが盛り上がり、高校サッカーも盛り上がっていた当時、サッカー少年を困惑させていたことがあった。それがJユースチームの誕生である。Jリーグ発足時・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング