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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「MLBオールスター『常連』が崩さない“いつも”」

 

2010年のオールスター、プホルスの右中間に伸びるライナー性の打球を逆シングルのままジャンピングキャッチしたイチロー。大舞台でもシーズンと変わらないプレーを見せることが流儀だ[写真=Getty Images]


敬意を形で示した「ネクタイ正装」


 今でこそオールスターゲーム恒例の前日会見でメジャーの選手たちはそれぞれのチームのユニフォームを着ているが、以前は私服でメディアの前に現れた。とりわけ印象に残っているのは2010年、アナハイムで行われたオールスターへ10年連続での出場を果たしたときのイチローの装いだ。

 彼はネクタイをしていた。

 白地に赤が映える鮮やかなシャツに、グレーのチェックでアクセントをつけたオフホワイトのネクタイ──ディズニーランドに程近い豪華なホテルに、オールスターに選ばれた選手たちのブースが立ち並ぶ。当時はドレスコードもなく、ラフな恰好の選手がほとんどだっただけに、ネクタイをしていたイチローは目立っていた。ふと、ほかにネクタイをしている選手がいないか、周りを見渡してみた。

 ブースにいた選手の中でネクタイをして正装していたのは・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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