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石田雄太の閃球眼

石田雄太コラム「21歳の四番が大一番で放った“伝説の場外弾”」

 

1988年に行われた中日西武の日本シリーズ第1戦の2回表、四番・清原は先発・小野からレフトスタンドを悠々と越える特大弾を放った[写真=BBM]


清原を燃えたぎらせたV逸近鉄への想い


 今もまだ余韻に浸っている。

 先日、NPB公式記録員の山本勉さんと球場への郷愁について語り合った対談は反響も大きく、野球好きから「おもしろかった」とあちこちで言っていただいた。

 そんな余韻が残る中、新幹線に乗った。新横浜から下りに乗るときは原則、進行方向に向かって左の窓側に座るのだが、午前中はその限りでない。車窓の風景を楽しみたいタイプだからシェードは下ろしたくないとなると、その時間帯は左側に座ると直射日光がキツいのだ。右側なら晴れていれば富士山も見えるし、生まれ育った静岡や名古屋の思い入れある建物も見える。それでも、どうしても割り切れないこともあって、静岡駅と名古屋駅の手前に来るとわざわざデッキへ移動して、左側の車窓を眺めることにしている。

 それは新幹線から静岡草薙球場とナゴヤ球場が見えるからだ。いずれも下りの新幹線の進行方向、左側にある。草薙といえば初めてプロ野球の試合を観た球場で、ナゴヤ球場へは子どものころから何度も足を運んでいる。山本さんとの対談で、新幹線からナゴヤ球場を見ようとすると視界を遮るマンションがあるんですよね、なんて話になったのだが、例によってナゴヤ球場を見ようとしてマンションに視界を遮られていたとき、ふと思い出したことがあった。

 じつは、このマンションへは足を運んだことがある。清原和博が打った“伝説の場外弾”の跡を辿る取材をしたとき・・・

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石田雄太の閃球眼

石田雄太の閃球眼

ベースボールライター。1964年生まれ。名古屋市立菊里高等学校、青山学院大卒。NHKディレクターを経て独立。フリーランスの野球記者として綴った著書に『イチロー・インタビューズ激闘の軌跡2000-2019』『大谷翔平 野球翔年』『平成野球30年の30人』などがある。

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