
横浜高3年時、最後の夏に四番に返り咲き3季連続で甲子園出場を果たした万波[写真=BBM]
本来の感覚からすればこんなもんじゃない
7月26日の日曜日、横浜高校が神奈川大会を制して、2年連続22回目となる夏の甲子園への出場を決めた。横浜はこれで2年前の秋から春、夏と6季連続での県大会優勝となり、県内での公式戦連勝記録を39に伸ばしている。
2年連続での春夏出場は4季連続で、これは群雄割拠の神奈川県では初めてのことだ。エースの
織田翔希が被安打6の1失点、130球で完投。最終回に自己最速タイの157キロをたたき出したものの痛めた右脚が悲鳴を上げたのか、試合後はチームメートに背負われてベンチ裏へ下がった。横浜のエースの意地を垣間見た瞬間だった。
その翌日、横浜の渡辺元智前監督に会って話を聞く機会に恵まれる。エース論で盛り上がったその翌日には、東京ドームでNPBのオールスターゲームが行われ、4打数4安打、2打点をたたき出したファイターズの
万波中正が自身2度目のMVPを獲得した。
万波といえば横浜高校の四番を打ち、3年夏の神奈川大会で横浜スタジアムのバックスクリーンを直撃する特大のホームランを放っている。織田の157キロを目撃し、渡辺前監督のエース論を聞いて、MVPを獲った万波のヒーローインタビューを見る……狙ったわけではないのだが、7月末、“横高”三昧の3日間を過ごすことになった。お立ち台で「マジで最高です。勝ち越しタイムリーを打ったあたりから全員、凡退しろと思ってました」と屈託なく語る万波の姿を眺めながら、彼から聞いたこんな言葉を思い出した・・・
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