「間違いなく、今やウチのチームのエースと言っていい」。その指揮官の言葉を待つまでもなく、開幕から安定した投球を続けている。週末に登板し、黙々と腕を振り、チームトップの7勝をマーク。まもなく35歳になるベテランの巧みな投球術が強い輝きを放っている。 取材・構成=牧野正 写真=榎本郁也、BBM
※成績、情報はすべて7月18日現在 投球の軸はストレート
思い起こせば、井上一樹新監督に初勝利をプレゼントしたのは、このベテラン左腕だった。井上竜2戦目となった3月29日のDeNA戦(横浜)に先発して7回を2安打無失点。敵将・三浦大輔監督の「(松葉に)うまくやられた。ストライクゾーンの端から端まで使われた」という試合後の言葉が、松葉の特徴をよく表している。以降、先発ローテーションを守り続け、抜群の安定感を見せて先発陣の柱となっている。 ──すでにチームトップとなる7勝を挙げ、投球回も100をクリアしています。開幕からここまでの成績について、どのように感じていますか。
松葉 いい意味で、自分の想像を超えているというか、しっかりと良い成績を挙げられているなとは感じています。
──ズバリ、その要因は何ですか。
松葉 ここ数年、投球スタイルは変わっていません。球速を含め、投げているボール自体も変わっていないですから、やはり毎年一軍で投げさせてもらって、そこで出た反省と課題というのをオフの自主トレから取り組んで、それがこう円熟してきたというか、その積み重ねが結果につながってくれているのかなと。
──昨年と比べて、意識して変えた部分などはありますか。
松葉 あまり球種が偏らないようにはしています。それと目に見えて分かる部分で言えば、プレートの踏む位置。もともと真ん中だったんですけど、今は左足のかかとが三塁側のプレートにぎりぎり掛かるくらいになっています。自分の持っている球種をより生かすために変えたのですが、すごくいい感じだったので継続してやっています。
──投球スタイルの中で、ほかに意識している点はどんなことですか。
松葉 カウントです。どれだけ早く自分の有利なカウントに持っていけるか。どの投手もそうだとは思いますけど、自分は球速がない分、その意識がより強いというか。自分の有利なカウントにすれば自分の間合い、自分のペースで投げることができますから。
──松葉選手と言えば、打たせて取るピッチングが持ち味です。
松葉 もう少し三振を取りたい気持ちはあるんですけど・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン