昨秋のドラフトで2位指名を受けたサウスポーだ。大卒で即戦力として高い評価を受けていたが、キャンプから期待どおりのパフォーマンスを見せてクローザーに指名された。チームに欠かせない戦力として、勝ち試合を締める役割を担っている。 取材・構成=小林光男 写真=大泉謙也、兼村竜介 ※成績・情報は4月19日時点 驚いた大役への抜擢
身長181cm、体重95kgとどっしりした体形で、マウンド上でも堂々として、ふてぶてしく見えるが素顔は柔らかい態度の好青年だ。空振りを奪えることがセールスポイントの真っすぐは最速152キロを誇るが、打者は腕の振り以上の速さを感じるという。どちらも“ギャップ”が魅力の22歳が開幕からライオンズのクローザーとして君臨している。 ――1月の新人合同自主トレから約4カ月間、プロとして過ごしてきましたが、感想はいかがですか。
岩城 開幕して1カ月もたっていませんが、アマとは違って移動が多いですから。試合開始も一定ではないというか、デーゲームがあればナイターもある。さらにナイターの次の日がデーゲーム、地方から朝移動して、夜試合という日もあります。そういったことは初めての経験なので。スイッチの入れ方の難しさを感じているところです。
――そういった点は周囲の先輩から学ぶしかないですか。
岩城 オープン戦のときから甲斐野(
甲斐野央)さんにアドバイスをもらっています。「試合中、ずっとスイッチを入れながら過ごしているともたないぞ」「もっと楽に、自然体でいて、名前が呼ばれてからスイッチを入れれば十分だから」と言われました。甲斐野さんは気持ちの切り替えがすごく上手なので、公式戦に入ってもブルペンでの動きや姿勢を参考にさせてもらっています。
――新人ながらクローザーに抜擢されましたが、どのように伝えられたのですか。
岩城 開幕直前の練習でピッチャーが集まったときに、西口(
西口文也)監督が「9回は岩城」と言ってくれました。予感みたいなもの? いや、なかったです(笑)。「勝ちパターンには入りたいな」くらいに思っていたので、とても驚きました。
――どこが評価されたと自己分析していますか。
岩城 それがまったく分からないんですよね(笑)。だけど、真っすぐでバッターを押して空振りやファウルを奪い、カウントを整えて抑えるのが自分のスタイルなので。オープン戦からそれを貫き、バッターを抑え込むことでアピールできたのかなと思っています。
――真っすぐで武器にしているのは“ギャップ”だそうですね。
岩城 大学時代から「腕の振りの割には真っすぐがきている」と言われることが多かったんですよね。僕は思い切り腕を振っているつもりだったんですが、よく「本気で投げているのか?」と言われて(苦笑)。だから・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン