育成から入団4年目の右腕は、今ではチームに欠かせない戦力だ。選手層の厚いソフトバンクで、自分を見失わず年々力をつけ、今季は勝利の方程式の一角を担うまでに成長。 チームのリーグ3連覇に向けてのキーマンの一人だ。 取材・構成=田尻耕太郎【スポーツライター】 写真=湯浅芳昭、桜井ひとし ※成績・情報は4月23日時点 真っすぐを磨いて
昨季の勝利の方程式を支えた藤井皓哉と杉山一樹の両右腕が、ケガで戦線を離脱。チームは一時、緊急事態に直面した。それでも白星を積み重ねている。オープン戦から結果を積み重ねてきた育成出身の右腕が、いまや勝利へと導く重要なピースとしてマウンドで存在感を放っている。 ――プロ4年目で初の開幕一軍。そして開幕戦(3月27日、
日本ハム戦/みずほPayPay)からさっそく、4対4の同点の6回表に二番手で今季初登板。特別なマウンドだったのでは?
木村光 開幕一軍を目指して一生懸命やってきましたが、いざ迎えてみると何か変わったことがあるわけでなく普段どおりの気持ちで臨むことができていました。むしろオープン戦のほうが緊張していました。競争を勝ち抜くためにアピールしなきゃいけない。失敗は許されないという常に気持ちを張らせていたので。そうやってオープン戦でいい結果(7試合登板で無失点)を残せていたので、自信を持ってマウンドに上がれていました。
――1回9球で三者凡退の好投でした。
木村光 スタートが大事と考えていた中で、ゼロで抑えられたのが良かったです。しっかり投げきれてうれしかったです。
――翌日も連投。今度はわずか4球での三者凡退でした。
木村光 少ない球数でアウトを取るのは自分の持ち味だと思っています。真っすぐで押せた分、いい投球につながっているのかなと思います。
――リリーフと言えば奪三振にこだわる投手も多いですが?
木村光 三振を奪えることに越したことはないですが、少ない球数でパッと攻撃につなげるのがいいのかなと。三振が多いと球数も増えちゃいますし。また、今年は倉野(
倉野信次)投手チーフコーチ兼ヘッドコーディネーター(投手)から中継ぎ全員に『四死球を出してもいいからとにかくゼロで』と言われています。ピンチの場面では三振を取りにいこうとしますが、連投とかを考えてやはり少ない球数が理想ですね。
――1イニング15球が平均などと言われますが、木村光投手の理想は?
木村光 10球くらいが理想ですね。打者1人につき3球くらいで。
――もともと育成ドラフトで入団。プロ入り当初の心境は?
木村光 正直、支配下選手には頑張ればなれると・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン