夏の主役に躍り出た。7、8月だけで7本塁打。高卒6年目を迎えた左のスラッガーは、ポテンシャルを大きく花開かせた。持ち味の豪快なフルスイングから放つ鋭い弾道の一打は、チームの未来を照らす期待感にあふれている。 取材・構成=中野聖己 写真=佐藤真一、牛島寿人、井田新輔 ※成績・情報は9月3日時点 1試合2アーチ3度の離れ業
オリックス・バファローズジュニア出身。明石商高で3季連続甲子園出場を果たした期待の星は入団6年目、覚醒のときを迎えた。自己最多の出場試合数に打率、本塁打、打点でもキャリアハイの成績を残して打線に欠かせぬ存在に。代名詞のフルスイングに確実性も加わり、7月は月間打率.327。1試合2本塁打は今季すでに3試合、勝負強さも光る。 ――高卒6年目の今季、自己最高の成績を収めています。開幕前から手応えを感じて臨んだシーズンだったのでしょうか。
来田 昨年から、バッティングでも自信になったものが結構多くて、ずっと続けてきたことが良かったのかなと感じています。オフの期間には、とにかく一年間戦える体をつくりたいと思って、トレーニングもそうですが、振り込みの量を多くしました。
――昨季は50試合に出場。昨年からの積み重ねによる今季のブレークですが、歩みの速度としてはいかがですか。
来田 もっと早めに結果を出せたら良かったんですけど……。
――熾烈(しれつ)な外野のポジション争いで結果を残してスタメンの座をつかみました。
来田 前半戦はまだそこまで出場数とかも特別多かったわけではないんですけど、出た試合ごとに結果を残せたので、そこは良かったかなと思います。
――今季の好調の要因については。
来田 一日一日の振り返りがしっかりできていることですね。あとは体のことを第一に考えながら生活できているところが大きいかなと思います。体のケアの面でもそうですけど、食事も全部奥さんがきちんと考えて作ってくれて、独身時代とは生活リズムから変わったことも、いい影響につながっていると思います。
――アスリートでもある奥様(女子プロゴルファーの鶴岡果恋さん、昨年12月に結婚)の支えも大きいですね。
来田 そうですね。アスリート同士なので、気を使うところもあるんですけど。
――スピードを求めていく意味でも、オフには少し減量して今季に臨んだと。
来田 5、6kgぐらいは体重を落としました。その効果は出ていたらいいんですけど・・・
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