度重なる苦難を乗り越え、大きく開花した。今季は打撃でキャリアハイをマークし、攻守で存在感を示す。持ち前の明るさでナインを鼓舞し、チームに欠かせない存在となっている。 取材・構成=菅井真凜 写真=桜井ひとし、井田新輔 ※成績・情報は9月17日時点 武器の進化を求めて
2024年にソフトバンクから移籍し、今年でプロ9年目。外野の定位置をつかむため、自分の武器をあらためて見つめ直し、体づくりにも取り組んだ。今季は自身初の開幕スタメンを勝ち取ると、ここまで111試合に出場し、打率.289をマーク。さらなる成長を目指して試行錯誤を続けている。 ――今年1月、ウエート・トレーニングを解禁しました。
増田 外野でやっていく、定位置を獲得していくとなったとき、周りには足が速い選手が多かった。足の速さ以外で、可能性を感じる部分があった長打力とパンチ力を出していくために始めました。
――体重が増えたことで打撃や打球に手応えは感じていますか。
増田 打球が強くなった感覚は確実にあります。スイングスピードも速くなっていますし、いい方向に進んでいるのかなと思います。それでも、まだまだ体の使い方などでもっと改善できるところはある。大きいチェンジは代償が大きくなり過ぎるので、そこは今の形で頑張りながら、オフに入ってこうしていこうかなと少しずつ考えています。
――具体的にどんなことを。
増田 体重もそうですけど、もっと体で飛ばせるような体の使い方もあると思います。あとはトップの位置や、バットの構える位置など、少し反動をつけるような使い方ができれば、ボールに当たるときのインパクトの強さは変わってくるのかなと。オフシーズンから取り組んでいけば2月に間に合うと思うので早めの段階で仕掛けたいなとは考えています。
――体重の増加で今までできていたことがかみ合わないなと感じることは。
増田 それは感じていないですね。感じてないからこそ、ちょっと怖いです。
――「怖い」とは。
増田 もうちょっと増やしたいと思っているので、それがいい方向に行くか、悪い方向に行くかという不安がめちゃくちゃあります。体重を増やしたときにスピードが落ちるとか、動きが鈍くなることがあるかもしれないので、不安は大きいです。でも、やってみてダメだったらまた戻すとか、いろいろな方法があると思うので、そこは・・・
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