ルーキーながら開幕一軍のメンバーに選ばれると中継ぎとして40試合に登板し、防御率は1点台。オフには日本代表にも選出され、充実のプロ1年目を過ごした。 取材・構成=田尻耕太郎(スポーツライター) 写真=牛島寿人、湯浅芳昭、川口洋邦、戸加里真司 打たれた試合が分岐点
リーグ優勝の会見で小久保裕紀監督から“勝ちパターンの一角”と1年目ながら言われた右腕。しかし、春先は今のような安定感もなく、プロの壁にぶつかっていた。これまで貫いてきたスタイルを変え、新しい自分にし、結果を残してきた。 ――プロ1年目を駆け抜けました。
鈴木 去年の今ごろ、ドラフトで名前が呼ばれたときはうれしくて夢みたいでした。あれからあっという間に時間が過ぎました。本当に早過ぎて、まだ春季キャンプのことも思い出せるくらいです。
――想像以上に早かったですか。
鈴木 はい。こんな感じで1年が終わるのであれば、これから先も本当にヤバいぐらい早いんでしょうね。プロ野球人生なんてあっという間なのかなと思っちゃいました。
――充実していた証しでは?
鈴木 充実もしていましたし、本当に毎日毎日必死だったので、すぐ終わったのだと思います。
――ドラフトのとき、ホークスは自分の中で考えていた球団でしたか。
鈴木 考えていました。スカウトの方も結構見に来てくれていましたから。ただ、強いチームだし、1年目から一軍でこんなに投げられるとは思っていなかったです。最初は二軍でプロに慣れて、1、2年目は少し一軍で投げながらアピールをして、3年目あたりから本格的に一軍でしっかり戦力になって貢献しないといけないなというイメージでした。
――そんな謙虚な考えだったとは。入団発表のときには堂々と即戦力宣言もしていたと思います。
鈴木 いきなり弱気な発言はできないじゃないですか(笑)。ただ、ホークスの投手陣はすごい人ばかり。最初から割って入る自信は正直なかったです。
――その中で開幕一軍メンバー入り。デビュー登板は開幕10試合目、4月7日の
西武戦(みずほPayPay)でようやく巡ってきました。
鈴木 緊張し過ぎました。結果は3人で終われたので・・・
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