
日本シリーズ第2戦、しり上がりに調子を上げてオリックス打線を完封したヤクルトの高橋奎二選手。彼の力投がシリーズの行方を大きく左右しました
日本シリーズはセ・リーグ王者のヤクルトが、パ・リーグ覇者のオリックスを4勝2敗で下し、20年ぶり6度目の日本一を勝ち取りました。セ・リーグ勢の日本一は2012年の
巨人以来、9年ぶり。セ出身の私もここ数シーズンの結果は気になっていましたので、ヤクルトが頑張ってくれたと思います。
6試合中5試合が1点差ゲームで、第2戦のみ2対0という、今世紀中まで拡大してみてもあまり見当たらない稀(まれ)に見る大接戦。試合展開はずっと変わりませんでした。先発投手がそろって高いパフォーマンスを発揮して試合をつくる。一方で得点は四球が絡んだものが多く、また二死からの得点も今シリーズの特徴でした。そして一方が得点すれば、間を置かずにもう一方が得点する、取って取られての展開。最後までその形は変わらず、すべて接戦となりました。
ただ、全6試合を通じて多くの時間で優位に試合を進めていたのはヤクルトでした。オリックスは2勝したとはいえ、第1戦は9回裏のサヨナラで、リードして迎えたイニングはありません。唯一・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン