
イラスト=イワヰマサタカ
傘下のマイナー・リーグを削減し、体制をスリム化したMLBだが、選手育成の場の規模縮小をカバーするため、今シーズンからいくつかの独立リーグをパートナーリーグとして認定している。その一つがアメリカン・アソシエーション(AA)だ。すぐに泡のように消えていく独立リーグの中で、2005年の結成以来、安定した運営を続けてきた。それを可能にしたのが、人気チームの存在である。
リーグ創設メンバーのセントポール・セインツの球場は、ミネソタ・ツインズのターゲット・フィールドの近く。しかし1試合平均で黒字ベースの5000人の観客をコンスタントに動員。オーナーのマイク・ベックは、シカゴ・ホワイトソックスなどでオーナーを務め、奇抜なアイデアで球界を盛り上げたビル・ベックの息子。父から受け継いだ発想とサービス精神でセインツを人気球団に育てた。収益のある独立リーグ球団の評価は高く、今シーズンからツインズ傘下の3A球団に転身した。
そんなセインツとともにAAを支えてきたもう一つの人気球団が・・・
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