
イラスト=イワヰマサタカ
テレビでNHKのMLB中継を観ていたら、選手たちがベンチで食すヒマワリの種の話をしていた。
大谷翔平はバーベキュー味が好みで、選手の間に広まるきっかけを作ったのはレジー・
ジャクソンなんて情報が伝えられていた。
松井秀喜の師匠でもあるレジーは、ミスター・オクトーバーと呼ばれ、ポストシーズンに強かった。彼がヒマワリの種とともにMLBに普及させたものと言えばもう一つ、口ヒゲがある。
ベースボールが誕生した19世紀、アメリカ人男性の多くはヒゲを生やしていた。これは野球選手も例外ではなく、ニューヨーク・ニッカボッカーズやシンシナティ・レッドストッキングスなど、創世記のチームの写真を見るとヒゲ面の選手が目につく。
だが20世紀に入るとヒゲ面の選手は姿を消す。これはアメリカ社会も同様で、ヒゲがアナクロニズムになった理由とされているのが・・・
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