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綱島理友のサブカルノート

ベースボール百科「幻のセ・リーグ初代王者 その末裔へ襲名のススメ」

 

イラスト=イワヰマサタカ


 プロ野球がセ・パ2リーグに分立したのは1950年。セ・リーグ初代優勝チームは松竹ロビンス、パ・リーグは毎日オリオンズだった。第1回の日本シリーズはこの両者の間で戦われ、毎日が4勝2敗で松竹を降し2リーグ分立後、初の日本一に輝いている。毎日は系譜で言うと現在の千葉ロッテマリーンズにつながるが、微妙なのが松竹だ。

 創設は戦前の36年。大東京として、現在のプロ野球機構の前身、日本職業野球連盟の結成に参加した。

 ロビンスというニックネームはオーナー田村駒治郎の名前から駒鳥、ロビンスと命名された。アメリカでも現在のロサンゼルス・ドジャースがニューヨークのブルックリン時代の一時期ロビンスと呼ばれていたが、こちらも監督のウィルバート・ロビンソンの名前が由来だった。

 大東京の親会社は国民新聞(現東京新聞)だったが・・・

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