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著名人が明かす野球愛

中日推し!いとうまい子(女優・タレント) 「ドラゴンズそろそろ優勝してくれないと!」

 

各界で活躍する著名人の方々に、自身の“野球愛”を明かしてもらう好評連載。今回登場するのは、中日のお膝元である名古屋市出身で小学5年生のころから中日ファンという、いとうまい子さんだ。球場へ出掛けると「心からワクワクする」と言ういとうさんに、ドラゴンズ愛を存分に語っていただいた。
取材・構成=牧野正 写真=本人提供

現在は早稲田大学大学院に通って老化学の研究と博士論文の執筆に没頭中。その美貌は今もなお健在


あこがれは中尾さん


 小学5年生のときに校外学習で岐阜の中津川へキャンプに出掛けたんです。そのときのキャンプファイヤーで、担任の先生が「燃えよドラゴンズ!」を私たちに覚えるまで歌わせたんですよね。「一番高木が塁に出て〜」の初代バージョンです。それが野球というか、ドラゴンズとの出合いになります。

 それまでは家の中でもテレビで野球中継が流れていたと思いますが、私も小さかったし、あまりルールも分からなかったので特に興味がありませんでした。でもキャンプに行って、ドラゴンズの歌を覚えさせられてからは、やっぱりドラゴンズに好奇心が芽生えてくるじゃないですか。そこからファンになりました。

 中学、高校は女子校でしたが、ドラゴンズファンの友達がたくさんいて、いろいろと教えてもらいました。球場にもよく行きましたよ。ちょうど中日球場からナゴヤ球場に名前が変わったばかりのころですね。自宅から電車に乗って外野席で応援していました。私が学校へ行っている間に、母が新聞に入っていて読み終えたチラシを細かく切ってくれるんです。紙吹雪です(笑)。それを持って球場に出掛け、ヒットやホームランが出るたびにその紙吹雪をまくんです。ドラゴンズカラーのはっぴにハチマキの応援スタイルで、友達との球場観戦は楽しかったことしか覚えていないですね。

 少し早めに球場に行って、ドラゴンズの選手たちが来るのを待っているんです。選手の姿が見えたらすぐに駆け寄って、持ってきたボールや帽子にサインをもらっていました。

 当時、私にとっての大スターは中尾捕手(中尾孝義、中日ほか)です。私は中尾さんと結婚すると決めていたんです(笑)。でもシーズンオフだったと思いますが、中日スポーツの一面に中尾さんの結婚か婚約の記事が出て……あのときはあまりのショックで学校を休みました。

バンテリンドームナゴヤでの巨人戦を観戦。背番号818は誕生日から


落合監督の厳しさ


 昨年のドラゴンズは8年ぶりにAクラスに入りましたが、長かったですね。やっと戻ってきたかという気持ちです。それまであまり弱いドラゴンズを経験したことがなかったので、どうやって応援したらよいのか分からない時期も正直あったんです。優勝争いができる力はあると思っていましたから、ショックというか、落ち込んだりもしましたが、でも弱い時期が続くと不思議なもので、応援できるチームがあるだけで幸せだと思えるようになってきたんです。負けても腹が立たなくなる。負け慣れですね(笑)。

 その前の落合博満監督の時代は強かったですけど、あれはやっぱり落合さんの勝利に対するストイックさ。勝つことが一番のファンサービスということで徹底していましたし、選手にもそれを要求していましたから。練習もトレーニングも厳しくて選手も気が張っていたと思いますが、落合さんの退任後はやっぱり以前と比べればどうしても気が緩んでしまったように思います。

 私は『月刊ドラゴンズ』という雑誌で3年間ほどコラムを書かせてもらいましたが、そのときの取材でベンチ裏に入れていただいたことがあります。広報の方からは「落合監督のときなら、ここは絶対に入れなかったよ」と言われたことがありました。いろいろと規制が多く、厳しかったと思いますが、すべては勝つためだったのでしょう。でもそれが結果につながっていました。

神宮球場のベンチ裏通路でドアラと記念撮影


本気でVを目指せ!


 今年のドラゴンズは創立85周年ですが、今のところは……ちょっと負け過ぎですよね。タイガースのルーキー・佐藤輝明選手のように、勢いのある選手が一人でもいれば、中堅やベテラン選手たちにも火がつくと思うんですけど、残念ながらドラゴンズにはいない。だからチームにも覇気がないのかなと。

 バンテリンドームナゴヤは広いですから投手陣中心の守りのチームになるとは思いますが、打ってくれるスター選手が欲しいですよね。打てば盛り上がるし、やっぱり野球は得点しないと勝てませんから。ホームランテラスの設置ですか? 私は反対はしません。落合さんがナゴヤドームの両翼に長〜いポールを作ったときも反対しませんでしたから(笑)。ドームであのポールを見るたびに落合さんの残り香を感じています。でも本当にそろそろ優勝してくれないとね。もちろんそれは選手の皆さんが一番思っていることだと思いますが、本当に“本気になって”優勝を目指してほしいです。口だけではなくて!

 私、球場に行くと本当に心がワクワクするんですよ。昔の思い出が甦ってくるというか、私にとって居心地の良い大好きな空間。行くたびに「やっぱり野球っていいなあ」と思えるんです。周りは知らない人だらけ。でも自分の好きなチームを必死に応援してくれている。そんな人たちの集まりですからね。最近はなかなか球場に行けていないんですが、また時間を見つけて行きたいと思っています。主人は巨人ファンなんですけどね。

まい子的2021推しメン!高橋周平


中日/内野手


「チームに与える影響が大きい選手」
 ドラゴンズの選手はみんな応援しているから一人に決めるのは難しいですね。田島(田島慎二)選手とは仲良しですし、大野(大野雄大)選手も勝ったときにメールを送るとすぐに返信してくれますし、根尾(根尾昂)選手も伸びてほしいし……その中でも選ばなければならないとすれば周平(高橋周平)選手かな。あまりガツッといかないタイプ。いつもひょうひょうとしているんですが、チームに与える影響力が大きい選手だと思うんです。年齢的にも中堅的な立場ですから、上と下の選手をうまくつなげるムードメーカー的な立場になって、チームを引っ張っていってほしいですね。

PROFILE
いとうまい子●愛知県出身。1983年アイドルでデビュー以来、ドラマやバラエティー番組など幅広く活躍。またテレビ制作会社の代表取締役を務める傍ら、大学院の博士課程では老化学の研究や高齢者の寝たきり予防のロボットを開発中。小学校時代より中日ドラゴンズを応援し続けており、以前は年間30試合を観戦するほど大の野球好き。中日新聞社発刊の『月刊ドラゴンズ』で3年間にわたってコラムを連載していたこともある。
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各界で活躍する著名人の方々に、自身の“野球愛”を明かしてもらう連載

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