
バウアーが日本球界に与えているインパクトは大きい
日本を舐めてしまう外国人投手 同じ給料なら中6日で大満足!
まさに黒船襲来とは、このことだね。「日本のピッチャーよ、目を覚ませ!」と訴えかけられているような気分になるよ。
俺が何を言おうとしているのか、お分かりいただけるかな? 今季開幕直前に浦賀、いや横浜に突如到来した
DeNAの新外国人投手、トレバー・バウアーのことだけどさ。
先週号でも少し触れたけど、バウアーはMLBでサイ・
ヤング賞を獲得したキャリアを持つ、超一流のピッチャーだということがよく分かるね。
とにかく、投げることに関して情熱的だ。基本的に中4日か5日で先発マウンドへ上がり、投球数は100球をはるかに超えて、完投することも辞さない。
ところが、今季から
巨人のユニフォームを着た同じ新外国人投手の
フォスター・グリフィンや
ヨアンデル・メンデスは、バウアーとはまったく異なる姿勢を見せている。「郷に入れば郷に従え」とばかりに日本式の「中6日で先発登板して、100球をメドにマウンドを降りる」ことを繰り返している。
彼らは、アメリカでは主にリリーフ役として登板していたという。だから、バウアーとは違い、間違いなく「中4日で投げたい!」と宣言することはないだろうね。
しかし、日本の他球団の外国人投手は、はっきり言って日本のプロ野球を舐めているとしか思えないよ。同じ給料なら、中4日ではなく、中6日で投げることによって、楽をしたほうが得だからね。誰もが物事をイージーに考えて、低きに流れていくことは自明の理だよ。
だから、バウアーのような中4日や5日を基本に先発登板するピッチャーが日本へやって来ると、誰もが目を見張ることになる。今季のバウアーの活躍と、日本のプロ野球へ投じた一石が、大きな波紋を生んだことは間違いないだろうね。
仄聞によると、バウアーは若いころから動作解析カメラを導入して、変化球の握り方や、ボールをリリースする瞬間の手と指の角度などを研究していたというではないか。
研究熱心さに加えて、投げるスタミナと情熱もある。外国人投手が日本へ来て打たれ続けると・・・
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