
見方によっては奇策ともとれる阪神・青柳の昨年に続く開幕投手での起用。改革半ばの巨人は開幕戦で青柳を打ち崩すことによりペナントレースにおける活路が開ける
左打者を連ねた打線に苦戦は必至! 下手投げを開幕へ投入する思惑は?
いよいよ、ペナントレースの熱闘の火蓋が切って落とされようとしている。
阿部慎之助新監督率いる巨人は、3月29日から東京ドームで、昨年18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一を達成した阪神と、開幕3連戦で激突することになった。
それにしても、阪神・
岡田彰布監督が2年連続2度目の開幕投手に指名した
青柳晃洋には驚きを覚えた。
昨シーズンは8勝6敗、防御率4.57という不本意な成績に終わった。岡田監督は「昨年と同じことをやっていては勝てない!」と、昨年を上回る上昇志向を持って臨んでいると言われている。だが、青柳の開幕投手抜てきは、常識では考えられない奇をてらった起用法だから、誰もが疑問を抱くことだろう。
昨年のペナントレースを制して、日本一に輝いた余裕なのか。それとも、昨季の巨人との対戦成績は18勝6敗1分けと圧勝していることが理由なのか。はたまた、開幕ゲームは単なる143分の1としか考えていないからなのか。俺にとっては、真意を測りかねる。
よく考えてみてほしい。開幕第1戦で巨人のラインアップに並ぶと予想される各打者を思い浮かべれば、そのことは一目瞭然としている。
一番・中堅 佐々木俊輔
二番・遊撃
門脇誠 三番・左翼
丸佳浩 四番・一塁
岡本和真 五番・三塁
坂本勇人 六番・捕手
大城卓三 七番・右翼 R.オドーア
八番・二塁
吉川尚輝 九番・投手
戸郷翔征 (※オドーア選手は26日、退団が発表された)
開幕投手を務める戸郷は別として・・・
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