週刊ベースボールONLINE

堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!

堀内恒夫コラム 第4回「指先とボールの感覚を大切にせよ! 作為的“投高打低”の打破を目指せ!」

 

手にボールがなじむ感覚は投手にとって生命線。それは筆者の現役時代から変わらない真理だ


 今季のプロ野球は、「ボールが飛ばなくなった」と言われている。確かに事実かもしれない。現役選手の中に、そのような意見を述べる者がいることは確かだろう。

 しかし、その事実を公の場で発言する者は、俺の知る限りではいない。「ボールが飛ばない!」と感じているバッターにしても、内心では「ボールのせいだけにしていてはいけない」という思いがあるのではないか。

 現在のNPBは、いわゆる“投高打低”現象が続いている。どうして、そのような状況になったのか。要するにピッチャーが好き勝手にやりたい放題やっているからではないだろうか。

 その理由のひとつは、2006年に不正投球としての規制が厳しくなった二段モーションが、18年から解禁されたこと。中には上げた足を止めたまま、すぐに投球しないピッチャーも出てきている。

 そして、昔よりも審判の判定するストライクゾーンが、グッと広くなったこと。ボール半個分広くなっただけでも、相当広く感じてしまう。さらに、俺たちの現役時代には絶対にストライクに取らなかった逆球を、いまは平気でストライクに取ってくれること。

 先日・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!

堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!

「悪太郎」こと巨人V9のエース、堀内恒夫氏の連載コラム。野球人生の集大成。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング