
筆者は渡邉オーナーの絶大な影響力を目の当たりにしてきた
読売新聞グループ本社の代表取締役主筆で、
巨人のオーナーとしてもプロ野球界に君臨した渡邉恒雄さんが、昨年12月19日に亡くなった。
1996年、巨人のオーナーに就任した渡邉さんは俺たちの面前で、「私は野球音痴だが、企業の経営者としては自信がある」と言い放った。
渡邉さんは巨人のオーナーに就任することによって、球界にも大きな影響力を与えるようになった。
俺との最初の接点は、98年のオフだった。その年に2年連続でリーグ優勝を逃した巨人は、
長嶋茂雄監督の去就が注目されていた。
あるスポーツ紙に「森新監督誕生!」とセンセーショナルな見出しが躍った。新監督候補の森さんとは、巨人V9時代の名捕手で、元
西武監督として黄金期を築き上げた
森祇晶さんのことである。
当時、巨人のヘッドコーチだった俺は腹を括って、渡邉さんに具申した・・・
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