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2024プロ野球総決算号

【12球団ペナントレース総括】ヤクルト・先発投手が試合つくれず終始後手に 故障者続出でV奪還は遠い夢に終わる

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セ・リーグ、パ・リーグともに巨人ソフトバンクが4年ぶりのリーグ優勝を果たした2024シーズン。しかし、ポストシーズンで波乱が起きた。パはソフトバンクが日本シリーズまでコマを進めたが、セは3位・DeNAがクライマックスシリーズを勝ち抜き頂上決戦へ。日本一を争う場でもDeNAは勢いを加速させ下克上Vを完遂。ファンを熱狂させた激闘の記憶――。セ・パ12球団の2024年の軌跡を振り返っていこう。


【シーズン成績】143試合62勝77敗4分勝率.446

 開幕カードを2勝1分け。V奪還へ好発進したが、貯金生活は1週間足らずで終了。借金15、最下位・中日とゲーム差なしの5位でシーズンは幕を閉じた。「毎日メンバーのやりくりや、入れ替えの連絡など、チーム編成が難しかった」と吐露したのは高津臣吾監督だ。

 故障者続出。巻き返そうにも戦力が整わなかった。開幕2日目に山田哲人、守護神の田口麗斗が登録抹消。5月には塩見泰隆が左膝の前十字靭帯損傷でシーズンを棒に振り、6月上旬にはエース・小川泰弘と正捕手の中村悠平もコンディション不良で一時離脱した。

 課題も克服できなかった。チーム防御率3.64はリーグワーストと改善には至らず。先発防御率は12球団唯一の4点台(4.02)と試合をつくれず・・・

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