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無死一塁の場面であえて引っ張り リスクも大きいのになぜ勧めるの?/元西武・平野謙に聞く

 

読者からの質問にプロフェッショナルが答える「ベースボールゼミナール」。今回はケースバッティング編。回答者はゴールデン・グラブ賞に9度輝いた名手、元西武ほかの平野謙氏だ。

Q.以前、平野さんは無死一塁の場面であえて右打ちせず引っ張ったことがあるとこのコーナーに書いてありました。ただ、リスクも大きいように感じます。あえて引っ張りを勧める必要があるのでしょうか?(東京都・42歳)

バントよりも確率が高いからこそ打つのであれば、期待値を追う打撃を。写真は阪神ノイジーの右前打


A.本人が安打や進塁打になる可能性の高い方向を狙う、かつはっきりとした理由があることが重要

 質問の方が言っている場面についてあらためて話しておきます。無死一塁で私が右打席から右方向に進塁打を打つそぶりを見せたところ守備隊形が右寄りになり、三遊間が空いたのであえて引っ張ったことがあるという話ですね。

 鋭い指摘だと思います。確かにリスクがありますよね。なぜなら・・・

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